結婚祝いをいただいた際には「内祝い」をお返しするのがマナーですよね。結婚内祝いは、入籍や結婚式の1ヶ月後までに届けるのが一般的です!
式の後にお祝いをいただいた場合も、その1ヶ月後までにはお贈りしたいところですが、万が一、遅れてしまった時の対処法とメッセージの文例や、遅れてしまったときにやってはいけないことについてお教えします。
結婚内祝いが遅れてしまった場合はどうすればいい?
結婚内祝いが遅れてしまった場合は、その時からでもできる限り早めに用意しましょう。遅くなればなるほど気まずくなります。
遅れてしまった場合には以下の順序で行動しましょう。
①内祝いを贈るのが漏れていた方をリストアップし、贈り先さま相手ごとの予算を確認する
②内祝いが遅れてしまっているお贈り先さま相手に連絡しお詫びする
③挨拶状にはきちんとお詫びの旨を添えて、結婚内祝いを贈る
結婚内祝いを送らないといけない対象とは?
結婚内祝いを送らないといけない対象を理解できていないと、知らないうちに結婚内祝いを贈ることができず贈り先さま相手に失礼してしまっている場合も考えられるので結婚内祝いを送らないといけない対象を再確認しましょう。基本的に結婚内祝いを送らないといけない対象は以下の方々になります。
①結婚式には参列されなかった方でご祝儀やプレゼントをいただいた場合
②結婚式は挙げていないがお祝いをいただいた場合
③会費制結婚式を挙げ、会費以外にお祝いをいただいた場合
上記を踏まえた上で再度贈り漏れがないか確認しましょう。
結婚内祝いが遅れてしまったときの対処法
では、実際に遅れてしまったときにできる対処法とは?
対処法1:結婚内祝いを手配したら、届く前に電話でフォロー
遅れてしまったフォローはなにしろ「早め」が鉄則です。結婚内祝いを手配して、届く時期がわかったらすぐに、電話でお詫びかたがた「いつ届くか」のお知らせをしましょう。
直接お会いする機会のある方にも、お会いした際「なにがよいかと思い悩んで遅くなってしまいましたが、間もなく届くかと思います」のようなひとことがあると、贈り先さまの気持ちがより和らぐはずです。
対処法2:時期を空けて新婚旅行へ行く場合は「旅先のお土産」を
もし入籍や結婚式から数ヶ月空けて新婚旅行へ行く場合は、旅先から土地の名物を「内祝い」として贈ってみてはいかがでしょうか。挨拶状の文面は先のものと同様「基本的な内容+お詫び」にしましょう。
当然遅れたことへのお詫びは必要ですし、正当な理由ではないですから「旅先から贈るつもりだったので遅れた」とはっきり言うのも避けるべきです。直接「旅先の名物を」と書き添えなくても「せっかくなので新婚旅行先から」という気持ちは伝わるはずです。
この対処法であれば、単に「慌ただしかった」と言い訳されるよりは、贈り先さまの気分を害しにくくなります。また、直接お会いする方であれば、お土産はまた別に用意しましょう。
結婚内祝いが遅れてしまったときにやってはいけないタブーとは?
続いて、結婚内祝いが遅れてしまったときにやってはいけないタブーも紹介します。
結婚内祝いと他のお祝いや進物を兼ねるのはNG
遅れたせいで先方のお祝いごとと重なったり、お中元やお歳暮の時期になったりしても「お祝いや贈り物の金額を上げて結婚内祝いと兼ねる」といった横着はいけません。せっかく祝ってくださった方に、他の「ついで」でお礼をするのはとても失礼なことです。
結婚内祝いの品物を高価にするのはNG
結婚内祝いの品物を高価にすることはマナー違反とされています。贈るのが遅くなった罪悪感から品物を高価にしようと考えがちですが、相場通りの品物を贈るようにしましょう。
結婚内祝いを贈るのが遅くなったというお詫びの気持ちは、きちんと言葉にして贈り先さまにお伝えしましょう。
結婚内祝いが遅れてしまったお詫びのメッセージ文例
挨拶状の基本的な内容は遅れていない場合と一緒で構いません。ただ、下記のような一文を間に挟むとよいでしょう。お詫びの文章ですので、くだけすぎた表現には気をつけましょう。
-
御親戚や目上の方へ贈る場合
- 本来ならばすぐにもお礼申し上げるべきところ、新生活の慌ただしさに取り紛れて不本意ながら今となってしまいましたことをお詫び申し上げます。
-
お友達へ贈る場合
- 本来ならばすぐにもお礼申し上げるべきところ、大変遅くなってしまいましたことをお詫びいたします。
結婚内祝いの相場
結婚内祝いの相場は、お祝いの1/3〜半額程度が一般的です。下記の記事で結婚内祝いを贈るタイミングやマナーについて解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
結婚内祝いが遅れた場合ののしは?
結婚内祝いが遅れた場合ののしの書き方は特に変わりません。のしの書き方については下記の記事で詳しく解説しています。