人生のなかでも大切な節目のひとつである「就職」。心からのエールを送るためにも、相手に負担をかけず、気持ちよく使ってもらえるような就職祝いを贈りたいものです。贈る相手との関係性別に、相場を見ていきましょう。
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就職祝いにおすすめの定番ギフト
就職祝いのプレゼントで定番となっているのが、ビジネスアイテム(ボールペンや万年筆、ネクタイなど)や消えもの(食べ物や飲み物)です。はじめに、就職祝いでおすすめのギフトを男女別にご紹介します。
女性におすすめの就職祝いのギフト
先輩からはカバンの中に忍ばせる“大人の女性の持ち物”を
女性へのギフトの定番としてパスケースやボールペンなどが挙げられます。女性の先輩から贈るのであればシンプルな晴雨兼用傘や携帯用のソーイングセット、手鏡、上品なサブバッグなど、カバンの中にあると役立つアイテムを教えてあげるのはいかがでしょうか。携帯品ではないですが、身だしなみ用のアイテムとして、衣類用のスチーマーもおすすめです。
友人や後輩からはバス用品やマッサージャーなど“リラックス”を
内定祝い・就職祝いに限らず女性へのギフトの定番なのがバスソルトやシャワージェルなどのバス用品。香りの良いボディケア用品であれば、仕事の疲れを癒やすのにぴったりです。デスクワークの方には、自宅でゆっくり使えるマッサージクッションも喜ばれるでしょう。
男性におすすめの就職祝いのギフト
先輩からはネクタイやパスケースなど“スーツに合うアイテム”を
ネクタイ、パスケースや名刺入れ、ボールペンやカバン類など、スーツに合わせてそろえたいアイテムは案外多いもの。どんな仕事の場面にも合わせやすいデザインの品を、先輩が見繕ってあげましょう。定番以外であれば、カバンに入れやすい折り畳み傘や、小ぶりのペンケースなどのアイテムを選ぶと、ほかの人と重なりにくいでしょう。
友人や後輩からはコーヒー関連や手軽なグルメなど“癒やし”を
ふと肩の力を抜ける贈り物として、コーヒーのお好きな方であればコーヒーショップのギフトカードやコーヒー豆、1人用のドリップ用品などはいかがでしょうか。また、食生活が乱れがちな1人暮らしの方には、温めるだけで食べられる栄養たっぷりのレトルトグルメもおすすめです。
下記の記事で内定祝い・就職祝いでおすすめギフト、選び方について解説しています。ぜひ参考にしてください。
【相手別】就職祝いには何を贈るべき?
続いて、子ども・孫や:兄弟・姉妹など、相手別におすすめの就職祝いをご紹介します。
子ども・孫への就職祝い
子ども・孫への就職祝いでは、少し高価で上質のアイテムを選ぶのがおすすめです。たとえば、高級なボールペンや万年筆、キーケース、財布、腕時計などがよく選ばれます。
兄弟・姉妹への就職祝い
兄弟・姉妹への就職祝いでは、職場で使えるビジネスアイテムが適しています。たとえば、名刺入れやボールペン、社員証や名刺などを収納できるIDケースなどがおすすめです。
甥・姪への就職祝い
甥・姪への就職祝いも、子ども・孫と同様に少し高価で上質のアイテムを選ぶと良いでしょう。高品質なボールペンや万年筆、キーケース、財布、腕時計などがおすすめです。
友人・後輩への就職祝い
親しい友人・後輩の場合は、好みに合ったアイテムを選びたくなりますが、就職祝いということでビジネスシーンで使いやすいアイテムを選びましょう。名刺入れやボールペン、定期入れ、ハンカチなどがおすすめです。
彼氏・彼女への就職祝い
彼氏に贈る就職祝いでおすすめなのが、ベルトやネクタイ、ネクタイピン、キーケース、名刺入れなど実用的なアイテムです。彼女へ贈る場合は、化粧品やバッグ、アクセサリーなど、普段使う機会が多いアイテムを選ぶと良いでしょう。
また、就職祝いを贈る際は、お祝いのメッセージを添えるとより喜んでもらえるでしょう。書き方のポイントについては、下記の記事で詳しく解説しています。参考にしてみてください。
リンベルでは、写真・文字を自由に入力できる、無料のオリジナルメッセージ作成サービスをご用意しています。用途にあわせて自由にお選びいただけるので、ぜひご利用ください。
就職祝いの金額相場は?
就職祝いを選ぶ際は、どれくらいの金額のアイテムを選べば良いのか迷う方が多いでしょう。ここでは、就職祝いの金額相場をご紹介します。
就職祝いの相場はお相手との関係性で決まる
贈り手 | 相場 |
祖父母 | 3〜5万円 |
兄弟・姉妹 | 3万円 |
叔父(伯父)・叔母(伯母) | 1〜2万円 |
友人・後輩 | 5,000〜1万円 |
両親 | 特にないが3万円程度を目安に |
就職祝いの金額は、贈り手とお相手との関係性で決めましょう。あなたが祖父母の場合は3〜5万円、兄弟姉妹の場合は3万円、叔父(伯父)・叔母(伯母)の場合は1〜2万円、友人・後輩の場合は5,000〜1万円が相場です。
親御さんの場合、とくに金額の相場はありません。3万円程度を目安に、自分のできることをしてあげましょう。このように、明確な基準はありませんが、基本的に血縁が近いほど金額が増える傾向にあります。
就職祝いは“お返しのいらないお祝い”とされている
一般的に、就職祝いは“お返しを用意しなくてもよいお祝い”とされています。逆を言えば、上記の相場はお相手に「気遣いをさせることのない金額」とも言えます。
お相手に配慮し、高額な贈り物は避けましょう。
就職祝いのお返しについては、下記の記事も参考にしてみてください。
親戚や友人、後輩であれば「お返しの心配をさせない」額で
就職は、新しい人生のスタート地点。これまでと環境がガラリと変わるため、何かと物入りになります。スーツや革靴など、それなりのものを揃えなければいけなくなりますし、一人暮らしをするならば、家電や生活用品も必要です。
本来、就職祝いは新生活に役立ててもらうためのお祝いです。とくに親御さんや祖父母といった近親者の方の相場は、数万円〜数十万円と「あってないようなもの」。できる範囲のことを、という心づもりをしておきましょう。
もらう側が気を使うような高額のお祝いは避けて
就職祝いは相場通りの額でなくても構いませんが、基本的にお返しをしないものですので、あまりにも高額ですとお祝いはもらう側が恐縮してしまいかねません。
お祝いを新生活に役立ててもらうはずが、就職直後の忙しい時期にお返しなどで気を揉ませてしまっては本末転倒となりますので、快く受け取ってもらえる程度に収めましょう。
新生活で使うアイテムをプレゼントするのもおすすめ
目上の方に現金を贈ること、また万年筆や腕時計を贈ることは叱咤激励の意味を含むため失礼に当たるとされますから、友人や、特に後輩からの就職祝いは、お金よりもプレゼントがおすすめです。
新生活で役立てられる品を、心を込めて選んであげましょう。選び方については、下記の記事も参考にしてみてください。
就職祝いの基本マナー
続いて、就職祝いを贈る際に押さえておきたいマナーをご紹介します。
新就職祝いの時期は?はいつ贈る?
就職祝いは、お相手の就職先が内定してからあまり日を置かずに、遅くとも入社1ヶ月前までに贈るようにしましょう。
また、ギフトを「配送」で渡す場合、もしお相手が一人暮らしを考えているなら、贈り先を新居にする気遣いも忘れずに!
新就職祝いののしと表書き
就職祝いの水引は、何度あってもよい「蝶結び(花結び)」と、一回限りのお祝いに使われる「結び切り」どちらでも問題ないとされています。慶事なので紅白の水引を選びましょう。
表書きは「御就職祝」、またはどのようなお祝いにも使える「御祝」を、名入れは贈り手のフルネームを書きます。
親しい間柄の方に贈るなら、のしをつけなくてもよいでしょう。
就職祝いをいただいたらお礼状を
「就職祝いはお返しのいらないお祝い」と言われているからこそ、いただいたら感謝の気持ちを丁寧に伝えたいもの。マナーを守り、できるだけ早くお礼状を出すことで「社会人になった」という自覚も芽生えるでしょう。
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