第2回リンベル ラッピング大賞
受賞者インタビュー (後編)

前回に引き続き、「第2回リンベル カタログギフトラッピング大賞」で、永年勤続表彰部門の大賞と優秀賞に選ばれた方のインタビューをお届けします。
前編はこちらをご覧ください

永年勤続表彰部門大賞:三好 公子様

普段の活動について教えてください。

永年勤続表彰部門大賞:三好 公子様

普段はカルチャースクールの講師をしています。他には、住んでいる地域の自治会の会合を通じて老人会や子ども会でラッピングを行ったり、地元の福祉事務所からの依頼で、障害を持たれた方のラッピング講師をさせていただいたりと様々な活動をしています。
商業ラッピングというよりはパーソナルなラッピングがメインです。

今回の作品へのこだわりをお聞かせください。

永年勤続表彰部門大賞:三好 公子様

私は高校を卒業して銀行に就職しましたが、当時は長く務めることは不思議でない時代でした。皆、最初は何もわからず、先輩の指導や社内外の方との関係を通じてひとつひとつ仕事や人間関係を学びながら成長し、やがて一人前に育っていきました。
今回、永年勤続表彰というテーマを受けて、その当時の記憶が頭をよぎりました。

30年も務めた人は会社になくてはならない、正に「会社の宝物」のような人です。
作品は真ん中に大きく宝結びを持ってきて、「会社の宝」を表現しました。また、「いつまでもお元気で」「会社がこの先もずっと続いていくように」という想いを、どこまでも続く青い波、青海波で表しました。

今後の活動についてお聞かせください。

永年勤続表彰部門大賞:三好 公子様

現在550世帯もある大きな集合住宅に住んでいます。
昨年地域で100歳を迎えられた方のお祝いがあり、色紙に鶴亀や松竹梅を水引で飾ってプレゼントしたら大変喜ばれました。また、地域内には小さなお子さんも300人いますので、子ども会と協力して卒業式や入学式のお祝いをラッピングでお手伝いしたいと思っています。 ボールペン一本でも、ただ包装されているのではなくて、もらった瞬間に「嬉しいな、大切にしよう」という気持ちを子供たちが持ってくれたら嬉しい、そんな気持ちで今後も続けていきたいと思います。

永年勤続表彰部門優秀賞:久保田 俊子様

ラッピングを学び始めたきっかけはなんですか?

永年勤続表彰部門大賞:久保田 俊子様

小学生の頃、叔母がお店をやっていまして、そこで叔母が個人的に差し上げるものの包装をお手伝いしていたのがとても楽しかったんです。
7年ほど前、仕事が一区切りつき、何か勉強して資格を取りたいと思った時に幼い頃の記憶がよみがえり、いい機会なのでラッピングの勉強を始めました。

教室に通い始めたら楽しくてやめられません。3年前に講師の資格を取りましたが、教室を持ったり教えたりするのではなく、現在も月一回通って学び続けています。ラッピングは手先を動かしたり考えたりすることが楽しいので、ボケ防止と思ってやっています(笑)。

一昨年、教室の中でコンテストのことを知り応募しました。入賞は逃しましたが、他の方のすばらしい作品を見て参考になりましたし、今回の作品にもいい影響があったと思います。

今回の作品へのこだわりをお聞かせください。

永年勤続表彰部門大賞:久保田 俊子様

勤続30年ということで、自分と同年代の50代の方がいただくようなものをイメージしました。
会社の立場から見て、「長年勤めてくれたことへの感謝」を年輪と木目調で表し、また「これからもお付き合いが続くように」という気持ちを、どこまでも続く青海波で表しました。

水引にもこだわりがあります。一番下の三つ編みは「職場の方との絆」、次の3本が「30周年」の3。一番上も3だと9になって縁起が良くないので、それは避けてリボンをつけ、三種類で30周年を祝う気持ちを表しました。また、メッセージが入れられるようにポケットを付けました。

今後の活動についてお聞かせください。

永年勤続表彰部門大賞:久保田 俊子様

教室を持つ予定はないのですが、今年からカラーの勉強もしていきたいし、勉強は続けていきたいと思っています。

先生のお手伝い等、イベントでラッピングする機会はありますので、そういった時には喜んでいただけるように、自分の知識や技術を増やしていきたいと思います。