コンクールの本番前やコンクールのための練習中は、気持ちが張り詰めているものです。そんなとき、差し入れのチョコレートをつまんだおかげで、リラックスできていいパフォーマンスにつながった……せっかく差し入れをするなら、そんな風にさりげなく演者の背中を押すひと品にしたいものです。さっそく、ポイントを見ていきましょう。
コンクールのために差し入れするならいつ?
本番で応援してもらえるのはやはりうれしい
コンクール本番の日に応援の気持ちを受け取れるため、当日の差し入れはやはりうれしく、やる気につながるものです。本番前は準備などもありますから、差し入れは時間に余裕をもって届け、またコンディションを整えるのに差し支えない品を選ぶようにしましょう。
本番前の様子がわからない場合は、本番後に「おつかれさま」の気持ちを込めた差し入れをするのもおすすめです。
ホール練習やリハーサルなども差し入れの好機
音楽やダンスなどのコンクールでは、普段の学校やスタジオなどでの練習に加えて、本番の環境に近いホールでの練習や、本番と同じ場所を使ったリハーサルなどを行うこともよくあります。やはり、本人たちにとっては気持ちの高まるタイミングですから、差し入れがさらにやる気を押し上げてくれるはずです。
普段の練習も差し入れが気分転換に
差し入れは本番やリハーサルなど、特別な日でなければならないということはありません。普段の練習も、差し入れがあることで練習中の気分転換ができて、やはりやる気につながるものです。
本番でかなりシビアな状況が予想されるコンクールであれば、むしろ練習中の差し入れの方が喜ばれることもあるでしょう。
差し入れに喜ばれるアイテムは?
飲み物は「普段練習中に飲んでいるもの」をリサーチしておくと◎
飲み物の差し入れは手軽ではありますが、好みもありますし、喉や体を温めたり冷やしたりするために、コンディションにも影響しやすい面があります。元気づけようと栄養ドリンクを差し入れしたら、体調を整えるためにカフェインを避けていた……というケースもあります。できれば、普段練習中に何を飲んでいるかあらかじめリサーチして、同じ飲み物か成分などが近い飲み物を選ぶようにしましょう。
食べ物は「手を汚さず、少しずつ食べられて片付けやすいもの」を
音楽やダンスなどの練習場、ホールなどは水回りの設備がなかったり、あっても限られていたりすることが多いものです。差し入れの食べ物は、個包装のものが食べやすく喜ばれるでしょう。
本番前は手を汚すと手間もかかりますし、食べる量を控えることも多いですから、手でつまむんで食べるアラレのような品や、かぶりつくような大きさの品よりも、ひと口分ずつ包装されているような品がベターです。
食器や切り分けの要るような品は避けるか、どうしてもという場合は使い捨ての食器ごと差し入れするようにしましょう。
歌う方への差し入れは喉にも気遣って
合唱など歌う方への飲食物の差し入れは、喉のコンディションに直結しかねません。演者の方のなかには、喉の脂を奪うとも言われる烏龍茶、喉への刺激が強い柑橘ジュース、喉を冷やす冷たい飲み物、口中の水分を奪うようなお菓子などは摂らない方もいます。こうした品は避けるか、終演後に持ち帰れるような形で差し上げると安心です。
コンクールの差し入れの注意点
コンサートや演奏会ではないので「花束」は微妙かも
ステージに立つ方が主役のコンサートや演奏会とは違って、コンクールは競技会のようなものです。結果もわからないうちから用意されていた花束の差し入れは、微妙な雰囲気になりかねません。コンサートのように目立つ場所で渡すと、周囲からも浮いてしまいますから、花束は避けておいたほうが無難です。
こちらの記事では、発表会向けの差し入れのポイントを解説しています。
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保護者から差し入れする場合は他の保護者にも気配りを
部活や習い事など、保護者から子どもたちへ差し入れする場合は、他の保護者の様子にも気を配っておきましょう。めいめい勝手に差し入れして同じ品が重なってしまうよりも、保護者同士でお金を出しあってちょっといい差し入れをする方が、保護者同士も気まずくならず、子どもたちも喜ぶ……ということもあるものです。