お中元はお返しを渡すべき? 贈る場合のタイミングとマナー

「こちらが用意していないのにお中元をいただいてしまった!」という場合は、どう対処するのがスマートでしょうか。感謝を伝えるだけでいいのか、何か品物を用意するのが良いのか…ここでは、お中元をいただいた方がするべきことをまとめています。

イラスト:お中元をいただき、お礼状や「御礼」「お中元」のしの贈り物を思い浮かべる男性と、「お中元をいただいたらまずは電話でお礼を」とアドバイスするコンシェルジュ

リンベルのお中元2024夏

お中元をいただいたら、まずはお礼の連絡を

お中元はお返しのいらないものとされています。しかし、お返しをする・しないにかかわらず、まずは電話でお礼の連絡をしましょう。これは、お相手に届いたことを知らせる意味も兼ねていますから、できるだけ早めに、そして必ず行うことが大切です。

こちらもすでにお中元を用意していて、入れ違いでお相手に届くといった場合にも、お相手は「届いたかな?」と気にかけていらっしゃいますから、まずは届いたことの第一報を入れるようにしましょう。

お中元が届いたら、まずは電話でお礼を述べて、そのあとでお礼状(ハガキで良い)を出すのが理想的です。しかし、近ごろはそこまでされる方も多くはないようですから、お礼状を出すかどうかは、お相手との関係性やいただき物の内容などを考慮に入れつつ検討してみてください。

翌年以降も贈るなら「お中元」、1回限りなら「御礼」に

お中元・お歳暮は「時々気が向いたら贈る」という性質のものではなく、毎年の「季節のごあいさつ」を贈り物として届けるという習わしです。

もらいっぱなしでは気が引けるなどの理由から、お返しを用意する場合、表書きを「お中元」として贈ると、受け取るお相手は翌年以降も続けて贈り合うだろうと認識します。もしも毎年贈るつもりがないのなら、表書きを「お中元」にせず、「御礼」や「感謝」に代えましょう。

「お中元」としてお返しできる時期

お中元を贈る時期は、全国的には7月から8月中旬までが一般的です。地域によって多少のずれがあるので、お相手の地域に合わせたい場合には確認しておきましょう。

地域別のお中元の時期

北海道・東海・関西・中国・四国

7月中旬~8月15日

東北・関東

7月初旬~7月15日

北陸

7月初旬~7月15日、7月中旬~8月15日(地域によって時期が異なる)

九州

8月1日~8月15日

沖縄

旧暦の7月15日まで

お中元の時期に間に合わない場合

お中元の時期に間に合わない場合は、「暑中見舞い(7月15日~立秋)」か「残暑見舞い(立秋~8月末)」として贈ります。この場合も、お中元と同じく季節のごあいさつとなりますから、翌年以降は「お中元」としてお贈りする必要があります。そのつもりがなく、1回だけお贈りするという場合には、こちらも表書きを「御礼」や「感謝」に代えましょう。

毎年贈るなら、「お中元」よりも「お歳暮」が優先される

お中元とお歳暮では、お歳暮のほうが優先されます。これは、お中元は「年の前半が終わったころのごあいさつ」であるのに対し、お歳暮は「一年間のごあいさつ」であり、お歳暮のほうがより長い期間にかかわるためです。

お中元かお歳暮か、どちらかを習慣的に贈りたいのであれば、お歳暮をご用意します。お歳暮を贈ると決めた場合であっても、お中元をいただいたタイミングで到着報告とお礼を兼ねたお電話は忘れずにしておきましょう。

こちらの記事では、お中元とお歳暮の違いをまとめています。

お歳暮とお中元の違い おさえておきたい基礎知識

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