中学の卒業祝いでまず注意したいのが、卒業後の進路が決まっている場合には、「進学祝い(入学祝い)」や「就職祝い」を優先するのが一般的だということ。もちろん、これにあたらず「卒業祝い」を贈るケースもあります。
中学の卒業祝いはどうやって選ぶ?
進路が決まっていたら「進学祝い(入学祝い)」、「就職祝い」
中学卒業後の進路が決まっている場合は、卒業祝いではなく、進路に合わせて「進学祝い(入学祝い)」や「就職祝い」を贈ることが多いようです。これはマナーというよりも、進学や就職の方が新生活用の品を買いそろえたりすることが多く、物入りなことからきています。
卒業する学校の関係者から贈る場合など、関係性によっては「卒業祝い」でももちろん失礼にはあたりません。詳しくは、下記の記事も参考にしてみてください。
卒業祝いと入学祝いはどちらも贈るの?相場や贈るタイミング、マナーをご紹介
進路未定であれば学用品や仕事道具にこだわらなくても
卒業後の進路が決まっていない場合でも「卒業祝い」は贈りますが、進学祝いのように学生生活で使う品を選んだり、就職祝いのように仕事に使える品を選んだりする必要はありません。むしろ、どんな道に進んでも活かせるような身近な品や、本人の好みに合わせて選んであげるのが良いでしょう。
お返しに気を使わせない程度の予算で選んで
卒業祝い、進学祝い(入学祝い)、就職祝いは、一般的にお返しのいらないお祝いとされています。贈る方もそのつもりで、受け取った側が気を使わない程度の予算で選び、渡す際に「お返しの気遣いは要らない」旨を伝えておくとよいでしょう。
中学の卒業祝いにおすすめのプレゼント
音楽プレイヤーやイヤホン、タブレットなどのITガジェット
中学校では校内に持ち込めないことが多い音楽プレイヤーやイヤホンですが、高校では持ち込みを許可している学校も多いようです。また、まだ自分のパソコンを持っていない子の方が多い年代ですから、タブレット端末なども喜ばれるでしょう。
ただし、親御さんの教育方針であえてこうした品を持たせないようにしていることもあるため、贈ってもいいかは事前に確認しておきましょう。インターネットに繋げられる品を贈るなら、フィルタリング設定なども意識したいところです。
スニーカーやバッグなど、普段使いもできるスポーツアイテム
この年代の子どもたちであれば、校則によりますがスニーカーやデイバッグなどのスポーツアイテムもおすすめです。学校で使う場合が多いですし、そうでなくても普段使いできて便利なものです。ただし、本人の好みもあるアイテムですから、前々からリサーチしておくと安心です。
カジュアルな腕時計やパスケースなども
中学校卒業後の年頃であれば、就職でも進学でもそれほどフォーマルな持ち物は必要ないことが多いものです。腕時計やパスケースなどを贈る場合は、就職祝いなどで選ぶものよりも、ややカジュアルなデザインでも良いかもしれません。