〈春華堂〉には「温故創新」という創業以来の理念があります。日本で昔から伝えられてきた知恵や文化、心を受け継ぎながら、他にはない新しいものを創り出す、という意味ですが、「山むすび」にはそんな強い想いやこだわりがたっぷり詰まっています。
たとえば、ふっくらとした独特な形状のパッケージは、むかし旅人がおむすびを詰めて持ち歩いた竹籠を模しています。底の湾曲した折り目は機械折りはできないため、ひとつひとつ手折りしています。また、箱は開くと折り紙や風呂敷のように一枚の紙になりますし、浮世絵のような富士山と日輪の掛け紙に熨斗風の掛け紐など、日本ならではの文化を随所にあしらっています。
また、ネーミングとしての「山むすび」……よく考えてみたら、山のおむすび?って名前だけではどんなお菓子かわかりませんよね。でもこのお菓子は、五穀と発酵素材をベースに、独自のレシピでとことんこだわって〈春華堂〉が創り出した“他にはないお菓子”なので、あえてこのようなネーミングをつけています。