わが子に本当に使わせたいもの、大切な方のベビーに贈りたいもの、それがプロジェクト発足から一切ぶれることのないiiwanに込めた想いです。
iiwanの食器は、子ども自身が上手に食べられるカタチを重視しています。具体的には、スプーンやフォークの柄は、赤ちゃんがパッと握れるようにアーチ状に、口に運ぶまで食べものが落ちにくいように先端はキュッと上向きにしてあります。おちゃわんやカップにはすべて持ち手が、しかも低い位置に付いています。他にも、少し外側に反ったカップの縁、おちゃわんの持ち手の裏の小さな突起、最後のひと匙まですくいやすい器の底に角のない曲面仕上げ。さらに、離乳食用スプーンは、おとなの手にフィットする独特な形状と、小さな口に入れやすいように先端を薄く仕上げてあるなど、細かいこだわりが凝縮しています。
また、原料の段階から着色するので一切のコーティングもなく、金型の合わせ目に生じる“バリ”はていねいに手作業で取り除いています。金型に特殊な加工を施して、表面はサラサラでマットに汚れがつきにくく仕上げています。樹脂製のわりには陶器のような厚みと、若干の重みもありますが、それも特徴の一部である高級感や安定感につながっていると思います。