ルクセンブルクワインについて
ルクセンブルクはフランス、ベルギー、ドイツに囲まれた小国ながら、国民1人あたりのワイン消費量は世界2位の多さを誇ります。しかし、ルクセンブルクで生産されているワインの大半を、周辺国への輸出と自国での消費が占めており日本への輸出量は少ないため、知る人ぞ知るワインでもあります。
ルクセンブルクのワイン造りの歴史は古代ローマ時代にまで遡り、2000年以上の長い歴史をもつ伝統的なワイン産地です。ブドウが栽培されているのは、ドイツとの国境になっているモーゼル川の西側のみで、フランスと国境を接するシェンゲンの村から、南北42キロの国道がワイン街道と呼ばれるワインの産地になっています。ワイン街道にはおよそ340のブドウ栽培農家と60のワイナリーがあります。
ルクセンブルクのワインは、冷涼な産地ということもあり、スパークリングワインと白ワインが主です。隣国であるフランスとドイツの食文化の影響を強く受けており、美食の国としても知られ、ワインもフランスとドイツの影響を受けた味わいの高品質なワインが生産されています。