これまで、出産祝いを贈るタイミングは、生後7日から1ヶ月あたりまでが一般的であるとされていました。生後7日後に、赤ちゃんの命名書を飾ってお祝いする「お七夜(おしちや)」が、生後1ヶ月後に、神様に赤ちゃんの誕生を報告しこれからの健康を祈願する「お宮参り」があるため、これらの慣例を目安としていたのです。
ですが、最近は出産後1週間近く入院しているというケースも多く、お七夜のタイミングにあわせて出産祝いを贈ってしまうとかえって早すぎてしまうということが増えてきました。また、お宮参りのタイミングで出産内祝い(出産祝いのお返し)の準備をするという贈り先さまのスケジュールを考慮すると、そのタイミングまでに出産祝いを贈るようにしたいところです。
ですので、出産祝いを贈るのは出産後2~3週間が最適であるといえます。
ちなみに、出産祝いと混同しやすい「出産内祝い」はもともと、お子さまの誕生を喜び、親戚やご近所に「幸せのお裾分け」として配ったものでした。今では出産祝いのお返しとして、贈り先さまに感謝の気持ちを伝えるために贈るようになったのです。