健康グッズは万人向けのようでいて、贈る人の体の状態に左右される個人的な贈り物でもあります。おばあちゃん、おじいちゃんのことをよく考えて、定番商品に頼らず本当に喜んでもらえる一品を選び出しましょう。
実用品だからこそ“使ってもらえるか”を吟味する
まずは体調や気になっていることをリサーチ
健康グッズは使ってこそ役立つ実用品です。おばあちゃん、おじいちゃんの体調や目的に合わないグッズを押し付けるのは避けましょう。まずは、普段の様子を観察したり、周りの人にヒアリングしたり、現在の体調や気になっていることは何か、どんな健康グッズであれば役立ててもらえそうかをリサーチしてみましょう。
シニアにとって“新しくて高機能な商品=いい商品”とは限らない
健康グッズは、日々進化した新しいアイテムが登場しています。一方、おばあちゃん、おじいちゃんの年代になると、新しいものより慣れ親しんだものの方が安心できたり、知らないものの取り扱い方法を覚えるのが難しかったり……といったことも多くなってきます。魅力的な新商品も良いですが、おばあちゃん、おじいちゃんが安心して使えるかどうかも、しっかり吟味しましょう。
敬老の日には健康に関するグッズがおすすめ
秋冬に向けて“体をあたためる”便利グッズを
敬老の日を過ぎると、日に日に涼しくなり、やがて肌寒い季節を迎えます。こたつのない場所でも足もとを温められる足温器や、腰回りをあたためられるホットクッションなど、部屋全体の暖房に+αできるあったかグッズは、冷え性だけでなく腰痛に悩むおばあちゃん、おじいちゃんにもおすすめです。
熱中症計、塩分計、活動量計など各種計測器も
体重計、血圧計、歩数計などはおばあちゃん、おじいちゃんにもおなじみですが、体組成計、熱中症計、塩分計、活動量計など比較的新しい機能を持った計測器はよくご存じない方も多いかもしれません。多機能で使いこなせない……といったことのないよう、操作が簡単なものを選んだり、基本の使い方を一緒に確認してあげたりすると安心です。
電動歯ブラシ、低反発枕など“お試しする機会”を贈る
電動歯ブラシや低反発枕、新素材のマットレスなどの日用品を兼ねる健康グッズは「今あるものがまだ使えるから」と考えたり、「気になるけれど、本当に自分に合うか心配」と手を出しかねていたりすることも珍しくありません。合うかどうかは実際に使っていただかないとわかりませんが、物ではなく“お試しする機会”を贈るつもりで思い切ってみてもよいかもしれません。