引き菓子とは結婚式・披露宴に出席してくださった方へ、引出物に添えて差し上げるお菓子のこと。せっかくですから、ご自宅でも「いい式だった」と振り返るきっかけにしていただいたり、お留守番のご家族などにも喜んでもらえるものを選びたいところです。ここでは、引き菓子選びのコツについてご紹介しましょう。
「喜ばれる」=「おいしい」「センスがいい」だけではない
日持ちのするものはなにかと便利
冷蔵保存の必要なお菓子や、1~2日しか日持ちしないお菓子はもらう方も「傷まないように持ち帰らなければ」「早く食べきらなければ」とあれこれ気を使うものです。生菓子などは避けるか、量を少なめにして日持ちのするお菓子と組み合わせたりといった工夫をしましょう。できれば、1週間以上は日持ちするお菓子を選んでおきたいところです。
小分けになっているものはお相手を選ばない
一人暮らしの方にホールケーキや大きなバームクーヘン……切り分けたり、保存するのも大変な様子が目に浮かびますよね。最近は定番のバームクーヘンにも切り分けた個包装の商品がよく見られます。もちろん、個包装がファミリーに向かないということはありませんから、迷ったら「小分け」を選んでおくとどなたにも喜んでいただけるでしょう。
センスと気遣いのバランスが取れた引き菓子選び
引き菓子の「定番」を踏まえて選ぶと安心
引き菓子の定番として有名なのは「バームクーヘン」。モチーフとなっている「大木の年輪」が、夫婦で年輪を重ねる=末永い幸せを連想させるところからだと言われます。和菓子ですと古くからの「紅白まんじゅう」などもありますが、他にも鶴や亀などのめでたいモチーフや名前を冠したお菓子などは、お祝いならではということで人気です。「定番が必須」ではありませんが、引き菓子選びに迷った時は強い味方になってくれるでしょう。
話題のブランド×「ちょっと特別」が鉄板!
「どのお店・ブランドのお菓子を選ぶか」も大事なポイントです。デパ地下などで人気のブランドは、味に信頼が置けるのはもちろん、話題にしやすくうれしいもの。定番に加えて、季節限定の味や、お祝いならではのメッセージが入ったアイテムなど「ちょっと特別」な内容にできるとなお喜ばれるでしょう。ただし、「おふたりの名前が入った」食べ物は「食べづらい」という声もありますから、慎重に。