結婚記念日は、日ごろの感謝と愛を伝えあう節目の日。5年目となる結婚記念日は「木婚式(もっこんしき)」と呼ばれ、木をあしらったプレゼントを贈り合うのが習わしです。ここでは、木婚式の由来や、パートナーへの贈り物の選び方をご紹介します。
木婚式とは?
木婚式とは、5回目の結婚記念日のこと。結婚生活において、初めての大きな節目とも言えるでしょう。
木婚式の由来
結婚して5年目を迎えるころには、夫婦の結びつきは一体となり、1本の木のように確かなものとなっているでしょう。これからも根を広げ、より絆を深めていく…木婚式にはそのような意味が込められています。結婚記念日ごとに名称がついているのは欧米に由来があり、英語で木婚式は「Wooden wedding」です。
木婚式のお祝いをするタイミング
木婚式のお祝いとしては、プレゼントを贈り合ったり、食事に出かけたりが定番です。結婚記念日の当日か、遅くとも1週間以内にお祝いできるよう、予約や準備を進めておきましょう。サプライズなプレゼントはうれしいものですが、食事の予約などの変更しにくいプランはサプライズではなく、お互いの予定を調整するようにします。
木婚式以外の結婚記念日
1年目の「紙婚式」から15年目の「水晶婚式」までは、1年ごとに結婚記念日に名称がついています。その後は20年目の「磁器婚式」、25年目の「銀婚式」と、5年ごとに節目が訪れます。木婚式の前後、1年目から10年目の節目は次のようになります。
【1年目】紙婚式
紙婚式(かみこんしき)は夫婦の関係を真っ白な白紙に例え、白紙の状態から将来の幸せや夢を願うことを意味しています。
【2年目】藁婚式・綿婚式
2人の関係や絆がまだ不安定な状態にあり、藁や綿のようにもろいことを表しています。
【3年目】革婚式
倦怠期に入りやすい頃を、革のように粘り強く乗り越えようという意味が込められています。
【4年目】花婚式・書籍婚式
花婚式は、蒔いた種が地に根を生やして花を咲かせる様に、家庭への幸せの訪れや、結婚生活の安定を意味しています。
【6年目】鉄婚式
鉄のように強くなった夫婦の絆を表しています。強固な鉄になぞらえて、人生の困難に2人で立ち向かう安定した生活を願います。
【7年目】銅婚式
経済基盤が安定して、家族が増えているご家庭も増える7年目。安定した家庭という意味が込められています。
【8年目】ゴム婚式・青銅婚式
強固さだけでなく、ゴムのような柔軟性を持てる8年目。引っ張ってもちぎれない夫婦生活を例えています。また、2つが混ざることで強度が増し、見た目が美しくなる青銅を8年目の夫婦に見立て、青銅婚式と名づけられました。
【9年目】陶器婚式
9年目の結婚記念日は陶器婚式。丁寧に扱えばいつまでも持っていられる陶器を、お互いの関係にヒビを入れず大切に育んできた9年間になぞらえています。
【10年目】錫婚式・アルミ婚式
10年目の大きな節目は、錫婚式・アルミ婚式です。美しさと柔らかさを兼ね備えた錫(すず)やアルミのような夫婦の関係を表しています。
11年目以降の結婚記念日の名称は、以下で解説しています。
木婚式でおすすめのプレゼント
木を使ったアイテムや観葉植物
木婚式では、木にちなんだプレゼントを贈り合うのが習わしとなっています。木製の指輪やキーホルダー、夫婦箸、食器など、普段使いできるものから選ぶのがおすすめです。使うたびに夫婦の絆を感じられるでしょう。また、観葉植物を2人で選んで、一緒にお世話するのも素敵ですね。
【夫へ贈る場合】日常で使うもの・仕事で活躍するものもおすすめ
男性への木婚式のプレゼントは、使う頻度の高いアイテムの中から、ご自身では購入しにくいものを選ぶのがおすすめです。身だしなみに気を使われる方は、男性も使用できる美容家電やシューケアのセットはいかがでしょうか。木製のネクタイピンや名刺入れも、木婚式らしく実用的なアイテムです。
【妻へ贈る場合】特別感のあるアイテムもおすすめ
女性への木婚式のプレゼントは、スキンケアやコスメなども選択肢に入ってきます。ただし、肌に使用する品にこだわりのある方も多いため、事前のリサーチは欠かせません。個室のスパやエステのチケットもおすすめです。そのほか、木をあしらったアクセサリー類が定番となっています。
思い出に残る体験ギフトもおすすめ
体験型ギフトとは、食事や旅行など、品物ではなく体験の贈り物。カタログギフトなら、体験施設や日程をお相手の都合で選択できるため、木婚式のプレゼントにもおすすめできます。