ホールインワンが出たときはどうする？達成した時のお祝いについて

ホールインワンが出たときになぜお祝いをするのか

プロの大会とは違い一般のゴルフコンペでは、ホールインワンを「達成した人が」「周りの人」へお祝いをする習慣があります。

達成した人がお祝いをふるまうわけは、日本独特の「よいことのあとには悪いことが起きる」「悪いこと（＝厄）を避けるために、よいことをおすそ分けして厄払いをする」という考え方が元となっています。

ホールインワンに限らず、日本にはよいことがあった人・家が、周囲にお祝いをふるまう習慣があり、「結婚や出産の内祝い」や「家を建てた際の餅まき」などにも、この考え方が反映されています。

次の項で詳しく解説しますが、ホールインワンのお祝いは記念品の贈呈やキャディさんへのご祝儀、祝賀会など、何かと出費がかさむもの。ホールインワンの費用を補償するゴルファー保険や、特約が用意されているほどです。

ホールインワンのお祝いは何をするべき？

ホールインワンを達成した際のお祝いは慣習的なもので、その内容はさまざまです。近年薄れてきた習慣ではありますが、同伴者が目上の方や年配の方ならば、何かしらのお祝いを用意するのがおすすめです。ここでは、達成者による一般的なお祝い方法をご紹介します。

記念品の贈呈

記念品の贈呈は、ホールインワンのお祝いの中でも、最もよく用いられます。お贈りする範囲は同伴競技者およびキャディーさんで、必要に応じて前のプレイ組の方々や、親しいゴルフ仲間へも贈られます。

キャディさんへのご祝儀

キャディさんがコースに同行していた場合には、お礼やチップの意味でご祝儀を渡すケースもあります。ご祝儀の相場は1万円〜3万円で、1万円が一般的な金額といえます。先に解説したゴルフ保険（ホールインワン補償のあるタイプ）の大半は、現金は補償対象外ですが、キャディさんへのご祝儀については認められることが多いようです。ただし、補償を受けるためには領収書が必須となるため、ゴルフ場に相談してもらうようにしましょう。

祝賀会の開催

祝賀会はホールインワンの達成者が費用を負担します。祝賀会といっても、ホテルのような場所での大掛かりなパーティから、レストランや居酒屋での食事会までさまざまです。祝賀会の場で達成者が記念品を渡したり、参加者がお祝いの品を用意したりすることもあります。

記念コンペ開催

ホールインワンを記念するゴルフコンペは、以下のように、誰が・どの費用を出すのかにばらつきがあります。人数や会場選びによってはかなり高額になるため、同伴競技者などと相談しながら検討してみてください。

ゴルフ場での記念植樹

ホールインワンの記念に、達成者がそのホールに樹を植え、その樹に氏名・日付・記念樹であることを記載したプレートを設置する記念植樹という祝い方もあります。費用の相場は10万円ほどで、若木では2万円〜3万円くらいです。

植えたら終わりではなく毎年の維持費がかかったり、そもそも記念植樹を受け付けていなかったりするケースがあるため、通われているゴルフ場に問い合わせてみるとよいでしょう。

ホールインワンのお祝いを補填する保険も

ホールインワン達成時のお祝いにかかる費用は一般的に達成者本人が負担をします。喜ばしい反面、大きな金額を負担することにもなってしまうのです。
このような事態に備えるため、「ホールインワン保険」や「ゴルフ保険」といった保険があるのをご存知でしょうか？
会社によって補償内容は異なりますが、ホールインワン費用の補償のほか、プレー中のケガやゴルフ用品の盗難などにも備えられる商品が多いようです。
うれしい出来事を心から喜べるように、備えてみるのも一つの手段かもしれません。

ホールインワンを達成したときにおすすめの記念品

ホールインワンの記念品の相場は、1人あたり1,000円～3,000円くらいです。近年は費用を抑える傾向があり、カジュアルな集まりでは500円〜1,000円くらいのギフトカードもよく利用されています。

記念品としては、ゴルフに関係する実用的な品が定番です。たとえばゴルフマーカーやゴルフボール、ゴルフバッグなどにつけるネームタグ・ネームプレート、スポーツタオルなどに、ロゴや文字を入れてお贈りします。

迷ったらカタログギフトも一案

ホールインワンの記念品選びに悩んだら、カタログギフトをお贈りするのもよいアイデアです。掲載品のなかから好きなものを選べるため、同伴競技者の方はもちろん、そのご家族に欲しいものを選んでもらうこともできます。また、お相手には価格がわからないところもポイントです。お相手の趣味嗜好を問わず、喜んでいただける記念品となるでしょう。