結婚の報告をすると、さまざまな方からお祝いをいただくことがあります。結婚内祝いは、お祝いをいただいた方へ感謝の気持ちと幸せのおすそ分けをする気持ちを込めて、新郎新婦がギフトを贈るものです。一方、引出物は、挙式や披露宴に参列してくださった方へ贈るものです。
この記事では、結婚内祝い(お返し)について、どんなものが喜ばれるのか、カタログギフトが人気の理由、結婚内祝いの予算など、最新のアンケート調査でわかったリアルな声をご紹介します。
※1年以内に結婚内祝いをもらった方、男女400名にインターネット調査。
※調査期間:2023年4月18日~4月20日
「もらってうれしかった!」結婚内祝い(お返し)・人気ランキング
1位 カタログギフト 51.3%(2022 1位 53.3%)
2位 商品券・ギフトカード 11.5%(2022 3位 9.3%)
3位 スイーツ 11.3%(2022 2位 9.8%)
4位 タオルなどの生活雑貨 6.5%(2022 4位 7%)
5位 雑貨・小物 5.8%(2022 4位 7%)
もらってうれしかった結婚内祝いで1位となったのは「カタログギフト」で、2022年に引き続き人気の高い贈り物でした。2位の「商品券・ギフトカード」は、昨年の3位から順位をひとつ上げています。3位は「スイーツ」で、昨年の2位からひとつ順位を下げたものの、喜ばれるギフトであることに変わりはないようです。4位は、昨年と同様に「タオルなどの生活雑貨」で、日常使いしやすいアイテムも喜ばれるようです。5位は、「雑貨・小物」という結果になっていました。
では、1〜3位にランクインしたお返しのどのようなところが選ばれるポイントなのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
結婚内祝いギフトの定番! 1位 カタログギフト
どんな贈答シーンにも活用できるカタログギフトは、結婚内祝いでも喜ばれる可能性大! 贈られた人が自分の好きなものを選ぶワクワク感があったり、品物を受け取るタイミングも選べるよさがあります。選べる品数が多いものから、ブランドとコラボしたもの、グルメに特化したもの、体験型ギフトをラインナップしたものなど、カタログギフトにもバリエーションが増えています。
カタログギフトのおすすめ3選
何かと便利……だけど、贈る際には注意も必要? 2位 商品券・ギフトカード
好きなものを自由に購入できる「商品券・ギフトカード」は、贈る人にとっても贈られる人にとっても何かと重宝です。
しかし、お返しの金額がはっきりとわかってしまうこともあり、失礼な印象を与えてしまうケースも……。そのようなリスクを避けたい方は、商品券やギフトカードも選べるカタログギフトをチョイスしてみてはいかがでしょうか。
商品券・ギフトカードのおすすめ3選
老若男女ハズさない 3位 スイーツ
おしゃれで高級感のあるスイーツは、男女ともに喜ばれることが多く、結婚内祝いでも定番となっています。価格帯も幅広いため、贈る側にとっても選びやすいギフトといってよいかもしれません。贈る時期に合わせて、季節を感じられるスイーツを選ぶのもよいでしょう。
スイーツのおすすめ3選
選ばれ続けて8年連続第1位! カタログギフトが選ばれる理由
もらってうれしかった結婚内祝いのカタログギフト順位
2014年:57%
2015年:68.5%
2016年:68.3%
2018年:64.3%
2019年:67.5%
2021年:58.8%
2022年:53.3%
2023年:51.3%
2014年の調査開始以来、結婚内祝いとして8年連続1位に選ばれ続けている「カタログギフト」(2017年・2020年は調査なし)。
贈り先さまの趣味や嗜好がわからない……という場合でも、さまざまなアイテムが揃っているので、安心して贈ることができます。また、価格帯も幅広く、かつ、贈り先さまには値段がわからないようになっているところもうれしいポイントです。「カタログギフト」がどうして選ばれ続けているのか、もう少し深堀していきましょう。
どうして人気? リアルな声を聞いてみた!
●気に入ったものが選べるから 60代以上男性
●便利 50代男性
●かさばらないので持ち帰りが便利だから 20代女性
●自分や子どものほしい物をワイワイ選べるから 40代男性
●いろいろなものがあって選ぶのが楽しいからです 40代女性
●必要のないものや夫婦の名前、顔写真など入ったものは使い道に困るから 自分で選べたり、商品券や体験などに変えられるのはうれしいから 30代女性
●普段自分では買わないものだから 20代男性
カタログギフトをもらってうれしかった方々に、その理由についてお聞きしたところ、「気に入ったものが選べるから」(60代以上男性)、「いろいろなものがあって選ぶのが楽しいからです」(40代女性)など、カタログギフトのメリットが反映された声が多くあがっていました。
また、「かさばらないので持ち帰りが便利」(20代女性)といった合理的な面も好評のようです。加えて、「自分や子どものほしいものをワイワイ選べる」(40代女性)といった声も。カタログギフトがコミュニケーションツールとしての機能も持ち合わせていることがわかります。
なかには、「せっかく内祝いとしていただくのだから、自分がほんとうにほしいものをチョイスすることが、結局新郎を祝福することになると思うから」(50代女性)といった声もありました。
お互いが幸せな気持ちになれるような贈り物にしたいですね。
バリエーションも豊富に! どんなカタログギフトが人気?
1位 選べる品数が多いカタログギフト62.3%
2位 グルメカタログギフト36.8%
3位 商品券も選べるカタログギフト32.3%
4位 ブランドとコラボしたカタログギフト20.8%
5位 ポイント制のようなカタログギフト16.8%
※複数回答
カタログギフトと一口に言っても、いまやバラエティ豊かになっています。特に喜ばれているのが、「選べる品数が多いカタログギフト」で、6割以上の方から支持を得ていました。上質なグルメが集められた「グルメカタログギフト」や、「商品券も選べるカタログギフト」も人気が高く、喜ばれているようです。
結婚内祝い(お返し)のマナーについて
贈るタイミングはお祝いを受け取ってから一ヶ月以内
結婚内祝い(お返し)をする際におさえておきたいマナーがいくつかあります。まずは、お返しをするタイミング。
結婚内祝いをいただいたタイミングについてお聞きしたところ、「お祝いやご祝儀をお渡ししてから1カ月以内」と回答した方が最も多くなりました。また、「結婚式の後、1カ月以内」にいただいたと回答された方も多く、挙式を上げる場合には式後1カ月以内を、お祝いをいただいた場合も1カ月以内を目安にするとよいでしょう。
金額相場は「贈ったものの半額くらい」が最も多い
お返しの金額はどれくらいがいいの? と悩まれる新郎新婦も多いと思います。高すぎず安すぎず、感謝の気持ちを伝えるにはどの程度の金額がベターなのでしょうか。
結婚内祝いの相場は?
1位 贈ったものの半額くらい42.0%
2位 贈ったものと同額くらい29.8%
3位 贈ったものの1/3くらい19.3%
4位 贈ったものより高いもの12.3%
5位 贈ったものの1/3未満12.0%
※複数回答
アンケート調査では、「贈ったものの半額くらい」と回答した方が最も多く、次に「贈ったものと同額くらい」と回答した方が多くなりました。結婚内祝いの金額相場は、いただいた結婚祝いやご祝儀の半分程度を目安にするとよさそうです。
結婚内祝いで贈るべきではないもの
結婚内祝いでは、マナーとして贈るべきではないものもあります。あまりに高価な品物やいただいたお祝いよりも高額なものは、贈り先さまに失礼な印象を与えかねませんので気を付けたいところです。
また、結婚にとって縁起が悪いとされる割れ物や、偶数の詰め合わせは避けましょう。服の下に身に着ける肌着も、相手を見下しているというイメージや、着るものに困るほど生活が苦しいと思われている、と受け取られかねないためNGです。
結婚内祝いにいただいてがっかりしたもの
1位 趣味に合わない雑貨・小物 52.0%
2位 嗜好に合わない食べ物 46.3%
3位 新郎新婦の名前や写真入りアイテム 42.3%
4位 タオルなどの生活雑貨 25.0%
5位 賞味期限の短い食べ物 24.5%
※複数回答
「結婚内祝いにいただいてがっかりしたもの」を調査したアンケートでは、「趣味に合わない雑貨・小物」や「嗜好に合わない食べ物」をもらってがっかりした、と回答した方が多くいました。こうしたミスマッチは、カタログギフトを贈ることで回避できそうです。
結婚内祝いを贈る時のマナー 2つのポイント!
結婚内祝いは、できれば直接お会いし、感謝の気持ちを伝えてお渡しするのが望ましい贈り方です。しかし、贈り先さまが遠方に住んでいたり、贈り先さまの数が多い場合には、すべての方に直接お渡しするのは難しいでしょう。このような場合は結婚内祝いを「配送」という形でお贈りしても問題ありません。
配送する際には、2つのことを意識しておくと、よりお相手の方に感謝の気持ちが伝わるでしょう。
1つめは、なるべく事前に電話でお贈りする旨をお伝えすること。2つめは、結婚内祝いにお礼状を添えてお贈りすること。せっかくのお祝い事ですので、お礼をする側もマナーを意識したいですね。
水引は「結び切り」 のしのマナー
結婚内祝いを贈る際には、のし紙をかけて贈るのがマナー。のし紙の水引にはいくつか種類がありますが、結婚内祝いでは一度結ぶとほどけない「結び切り」を選びます。「結び切り」は、一生涯の誓いである結婚や、二度と繰り返したくない病気やけがの快気祝いなどに用います。なお、関西より西の地域では、結び切りと同じ意味合いを持つ「あわじ結び」を用いることもあります。水引の色は紅白、本数は10本結びが基本です。贈り物の金額に合わせ7本にすることもあります。
のし紙の上段には、「内祝」または「寿」と書き、水引より下の部分には「結婚後の新姓」もしくは「新郎新婦の連名」を書きます。毛筆、筆ペン、サインペンなどのハッキリとした濃い黒色で書くことがマナーです。ボールペンや万年筆はNGなので注意しましょう。
また、のしには「内のし」・「外のし」の2つの掛け方があります。配送で贈る場合には、破損や汚れを防ぐためにも、のし紙の上から包装する「内のし」を選びましょう。対面でお渡しする際には、贈り物を包装した上からのし紙を掛けた「外のし」を選びます。
結婚内祝い(お返し)の人気ギフトランキング
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