3月は別れの季節である一方で、新しい出会いへの期待が高まる季節でもあります。3月は春に向かって咲く花が増えますから、3月の誕生日を迎える方にはまさに花のプレゼントがぴったり。誕生花も春らしい鮮やかな花々がそろっています。(花言葉には諸説あります)
春らしさいっぱいの「ピンクガーベラ」
花言葉は「感謝」、「童心に帰る」、「崇高美」、「熱愛」
ピンクガーベラは春らしくかわいらしい雰囲気もあって、特に女性にお贈りするのにはぴったりの花と言えます。花言葉は「童心に帰る」や「崇高美」など、大人に似合う言葉や、「感謝」といったどなたにでもふさわしい言葉に加えて、「熱愛」も。大切な方へお贈りするのであればまさにぴったりなわけですが、関係性によっては、勘違いが起こらないよう気を付けたいところです。
花の大きさや花芯の色などにバリエーションが
ガーベラは比較的シンプルな姿ということもあって、細かい違いなどは見過ごされがちですが、実は花の大小や、花芯の色が黒っぽい、白っぽいなどといったバリエーションが見られます。覚えておくとアレンジメントなどを作る際に役立つかもしれません。
色によって花言葉や香りが違う「フリージア」
花言葉は色によって違っている
3月の誕生花にはもうひとつ、フリージアもあります。花の色は黄色、白、赤、紫などがあります。花言葉も色によって違っていて、黄色は「無邪気」、白は「あどけなさ」、赤は「純潔」、紫は「あこがれ」となっています。春らしい若々しさを感じさせる言葉が多いのが印象的です。
色によって花の香りが違う
フリージアは花の香りも色によってやや違っています。よく見られる黄色はフルーティでさわやか、白は甘くキンモクセイのような香り、紫や赤などの深い色もフルーティではありますが、黄色よりもやや控えめな香りを持っています。ぜひ、お相手の好みやイメージを基に色や香りを選んでみてください。
花の名が花言葉にも通じる「ワスレナグサ」
花言葉は「私を忘れないで」「真実の友情」
3月の誕生花にはワスレナグサもあります。水色に近いブルーの花がよく見られますが、他にも白や黄色、ピンクなどもあります。ワスレナグサの花言葉はその名の通り「私を忘れないで」や「真実の友情」。「私を忘れないで」は、悲しい別れを迎えた恋人たちの最後の言葉であった、という言い伝えも知られています。
90年代に流行したバラードでも有名なワスレナグサ
ミドル世代の方は、ワスレナグサと言えば1991(平成3)年に故・尾崎豊さんがヒットさせたバラード『Forget-me-not』を思い出す方も多いかもしれません。曲名はワスレナグサの英名。ちなみに、ワスレナグサはドイツでも、ドイツ語の「私を忘れないで」という名前がついています。
曲名こそ英語ですが、歌詞には「小さなわすれな草」というフレーズが何度も登場します。エモーショナルな歌声は、まさに「私を忘れないで」とこちらへ訴えかけてくるかのようです。