国内の学校制度で育ってきた人にとっては、なかなか馴染みのない秋入学。春と同じような入学祝いでいいのか、秋入学ならではの喜ばれる品はあるのかなど、考えあぐねることもあるでしょう。ここでご紹介する内容も、ぜひヒントにしてみてください。
「秋入学」について知っておこう
現在の小・中・高校では「秋入学=秋期の編入学」
日本の小・中・高校は、学校教育法施行規則で始業と終業の時期を「4月1日から3月31日」と定めています。
将来へ向けて秋入学制度を準備している学校はありますが、現在の小・中・高校では、一斉の「秋入学」を実施している学校はありません(2022年8月時点)。ただし、私立の小・中・高校で、秋期に実施する編入学制度を「秋入学」と通称するといったことはあるようです。
大学や専門学校では「秋入学」の導入が増え始めている
大学や専門学校は学長・校長の判断で入学・卒業時期を決められるため、留学生や留学帰りの学生が増えることを見据え、一部の学部などで秋入学を導入するケースが増え始めています。
秋入学ならではのポイントを押さえておこう
編入の場合、学用品などはすでにそろえているケースも
秋入学の中でも編入学の場合だと、別の学校へ一度入学しているケースが考えられます。筆箱や通学バッグといった入学祝いの定番は、すでに持っているかもしれません。
春よりも探す手間がかかる可能性を考慮して準備を
現在、学校や大学の多くは4月入学となっていますから、年明けから4月にかけては店頭などでも入学祝いの好適品がたくさん並びます。一方、秋入学はまだ少数派。ギフト探しにも春の入学祝いより時間がかかるつもりで、早めの準備を心がけましょう。
秋入学のお祝いにおすすめの品は?
帰国子女なら「日本の生徒・学生と馴染むきっかけ」を
海外滞在の長い帰国子女は、日本で育った生徒・学生との文化的なギャップに戸惑うことも多いといわれます。その世代で流行っているデザインを取り入れた学用品や日用品などを贈って、日本の流行を知ってもらったり、クラスメートと馴染むきっかけを作ってあげたりしてはいかがでしょうか。
ただ、キャラクターグッズは禁止している学校も多いですから、事前に調べるか、色柄などに流行りを取り入れた品を選んであげると安心です。
「選んでもらう」ギフトが役立つことも多い
春入学のお祝いと比べてケースバイケースとなる場面が多く、必ず喜んでもらえるギフトが選びにくい秋入学。本人や両親のリクエストを聞いたり、入学祝い用・キッズ用のカタログギフトを贈ったりして、自ら「選んでもらう」ようにしておくと、本当に必要な品をお贈りすることができるでしょう。入学前に品物が届けられるように、少し早めに手配しておくのがポイントです。