気持ちが伝わる受賞祝いの書き方|メール・メッセージ文例

職場の方、取引先、友人・知人が受賞したとの知らせが届いたら、まずは電話や電報、メールなどを使って、できるだけ早くお祝いの気持ちを伝えましょう。この記事では、受賞祝いをメールで一報する際の、書き方のコツや文例をご紹介します。

イラスト:自机のPCでメールを受け取る受賞者。「受賞おめでとうございます!」のメッセージを見て送信者の顔を思い浮かべ、「耳が早いなあ…!」と喜んでいる。

受賞は「賞を受けること」。受章・表彰と混同しない

受賞とは、芸能、芸術、スポーツ、学問、産業など、さまざまな分野で優れた業績をあげた個人や団体へ贈られる賞を受けることです。有名なものには、ノーベル賞やアカデミー賞などがあります。

受賞と混同されがちな「受章」「表彰」は、厳密には意味が異なるものです。祝辞やお祝い品に添えるメッセージで間違えないよう留意しましょう。

表彰・受賞のお祝いはマナーを守って! 押さえておきたい基本マナー

お知らせを受けたら、まずはお祝いの気持ちを伝える

お相手の受賞発表やお知らせを受けたら、できるだけ早く(10日以内を目安に)お祝いの気持ちを伝えます。

ただし、発表直後はお祝いの訪問や連絡が頻繁で、お相手も手が空いていない可能性があります。そうした場合は、電話や電報、メールなどで祝意を伝えるようにしましょう。お花などの祝いの品をお贈りするのは、その後でも構いません。

受賞を祝うメールの書き方のポイント

メールで受賞祝いをする際は、あくまでも「取り急ぎ」のご連絡です。文面はシンプルにまとめましょう。受賞されたお相手のこれまでの努力など、知っている範囲で意識して書き入れることで、より気持ちが伝わります。

メールでは以下の4点をおさえて書くようにすると、文章が組み立てやすくなります。

  • お祝いの言葉
  • 自分のことのようにうれしいこと
  • お相手の体を気遣う
  • 今後への期待や、発展を祈る気持ち

お祝いメールの「句読点」使用はOK

結婚式の招待状などの慶事や、また喪中はがきなどの弔事の文面では、「句読点」をつけないことがよくあります。これらは長らく続く慶弔のふるまい方で、諸説あるものの、今でも慣習的に続けられています。

受賞祝いの場合でも、お祝い状や祝賀状といった正式な書面においては「句読点」をつけないことが多いようです。ただし、この慣習はそもそも縦書き文化にあるものですし、メールの場合には、横書きの読みやすさを考えて「句読点」をつけたほうが良いでしょう。

受賞祝いの文例(職場)

お疲れ様です。△△部の○○です。

この度は〇〇大賞のご受賞、誠におめでとうございます。
心よりお祝い申し上げます。

妥協しない○○さんの真摯な姿勢が認められ、成果が結実されましたこと、
我が事のようにうれしく思います。

ますますの飛躍を遂げられますようお祈り申し上げます。
ご多用かと存じますが、どうぞご自愛ください。

メールにて恐縮ですが、
取り急ぎ受賞のお祝いを申し上げます。

受賞祝いの文例(社外の方)

株式会社△△の○○です。
平素はひとかたならぬお引き立てをいただき、心より感謝申し上げます。

さて、この度は栄えある〇〇大賞のご受賞なされたとのこと、誌上で拝読いたしました。
心よりお祝い申し上げます。皆様もさぞお喜びのことと存じます。

長年にわたる業界へのご尽力が認められ、実を結んだものと感服するばかりです。

メールにて恐縮ですが、貴社のますますのご健勝とご活躍を心より祈念いたします。

受賞祝いの文例(友人・知人)

この度のご受賞、本当におめでとうございます!
○○さんの長年の努力が認められ、友人としてとても誇らしく、うれしく思います。

忙しい日々が続きますが、お体を大切にしてくださいね。
これからの活躍も応援しています。

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