誕生日を祝ってもらうのはたいていの人にとってうれしいもの。取引先との良好な関係を作っていくためにも、余計な気を使わせず、素直に喜んでいただけるようなプレゼントを贈りたいところです。
まずは「選ぶ前のチェックポイント」から
自社や取引先に「贈答禁止」の決まりがあることも
取引先の方に誕生日プレゼントを用意する前に、そのプレゼントは本当に用意していいものかをまず確認しましょう。会社によっては、取引先との贈答を禁止していることもあります。お贈りすることで内規違反を犯してしまう、せっかく用意したプレゼントを受け取っていただけないといった事態は避けたいところです。
上司や先輩を差し置いたスタンドプレーにならないか
贈答自体に問題がない場合も、あなたの立場でプレゼントを用意して差し支えないか確認しましょう。その取引先と付き合いがあるのがあなただけであればよいのですが、上司や先輩も懇意にしているとなれば、それを差し置いてあなたがプレゼントを用意するのは分をわきまえない振る舞いです。
上司や先輩の様子を見てプレゼント自体を控えるか、贈る場合も上司の名前であなたがプレゼント調達をサポートしたり、先輩を立てて連名でのプレゼントにしたりする方が、丸く収まるでしょう。
セクハラや含みのある付け届けと誤認される恐れはないか
昔ながらの慣習であるお中元やお歳暮とは違い、誕生日プレゼントはよりプライベートな意味合いの強い贈り物です。異性の取引先にわざわざ贈ったことでセクハラの意図があるのではないかと疑われたり、高価な品を贈ったことで「なにか具体的な見返りを求めているのでは」と勘繰られたりするとやっかいです。贈り方や予算など、お相手に気を使わせない程度にとどめておきましょう。
取引先の方に喜ばれる誕生日プレゼントの選び方
お付き合いの中で得たお相手の情報を活かして
お酒の好きな方であれば珍しい銘柄のお酒、スイーツの好きな方であれば有名店の焼菓子など、プレゼント選びはお付き合いの中で得たお相手の情報を活かすのが基本です。どんなものが好きか、何に関心があるかなど、仕事の合間の雑談や、持っていた私物などを思い返して探ってみましょう。
家族など、近しい人のお株を奪うような品は避ける
バースデーケーキや花束などはお相手を選ばない定番ではありますが、その一方で親しい方からプレゼントしてもらうかもしれない品です。取引先のような距離感の間柄でわざわざ贈ってしまうと、重なったりして気まずくなりかねません。また、誕生日当日の宴席なども、家族などとのお祝いを邪魔することになりかねませんから、避けるようにしましょう。
目上の方への「贈り物のタブー」も知っておこう
生活苦を連想させる「肌着」、相手を踏みつけにするという含みがある「履物」、仕事に励めという上から目線の含みがある「仕事道具」など、目上の方ならではの「贈り物のタブー」も気にしておきたいところです。詳しくは、下記の記事も参考にしてみてください。