入学祝いを贈る時期とタイミング、マナーもまとめておさらい

新しい門出を祝って贈る入学祝い。入学には何かと準備やお金がかかりますから、入学が決まっている場合は早めにお祝いを贈るようにしたいものです。しかし、卒業と入学の両方が決まっている場合や、まだ受験の合否が分かっていない場合などは、贈るタイミングに配慮が必要です。本記事ではさまざまなケースでの入学祝いのタイミングについてご紹介します。

イラスト:4月のカレンダーを見ながら入学祝いのことを思い浮かべ(そろそろ贈ったほうがいいのかしら?)という風に首をかしげる女性(贈り主)

入学祝いを贈る最適な時期とタイミング

入学時期は何かと物入りなので、入学が決定している場合には3月初旬から中旬あたりの早めにお贈りすると喜ばれます。遅くとも入学式の前には贈っておくとよいでしょう。

保護者への確認を行うのがベター

入学祝いシーズンには、親戚や親しい友人などさまざまな方面からお祝いをいただくので、品物をお贈りしたい場合には他の方とかぶらないよう、事前に保護者に確認をしておくのがスマートです。

また、「これは被らないだろう」と思っていても、ゲームソフトやキャラクターグッズなど、保護者が買わないと決めている場合があります。

各家庭の教育方針に沿っているか、保護者に贈ってもよいか、購入前に確認しておきましょう!

2019年に行ったアンケート「もらってうれしい入園・入学祝い 人気ランキング」では、現金や商品券・ギフトカードが上位にランクインし、贈る側・贈られる側双方から人気であることがわかりました。お相手が好きな物を好きなタイミングで購入できる自由度の高さが人気のポイントといえます。

卒業祝いと入学祝い、どちらも贈るの?

卒業と入学が重なる場合には、どちらを優先するべきかという厳格なマナーはありません。どちらかと言えば物入りなのは入学なので「入学祝い」として贈っても、卒業・入学祝いをまとめて「お祝い」としても問題ありません。お贈りするタイミングは通常の入学祝いと同じく、3月の初旬から中旬となります。

卒業祝い・入学祝いの両方を贈ってもマナー違反ではありませんが、過度なお祝いでお相手が恐縮してしまわぬよう気をつけましょう。以下の記事も参考にしてみてください。

合格発表前の入学祝いはNG

受験を伴う入学の場合は、合否が決まってからお贈りするのがマナーです。合否が出ても保護者の方から連絡がくるとは限りませんが、事前に「合格は確実」と聞いていたとしても、お相手の状況が分かるまでは入学祝いは控えておきましょう。

特に大学受験・高校受験の際には、第一志望ではない学校へ進学したり、第一志望を目指して浪人したり、進路はいくつかに分かれます。

進学祝いを受け取るのはお子さんですし、センシティブな問題ですので、杓子定規に「贈るのがマナー」と考えず、柔軟に対応することが大切です。

もし入学祝いのタイミングが遅くなってしまったら

入学祝いを贈りそびれてしまったり、受験後の状況が分からなかったりした場合は、ゴールデンウィークあたりまでなら入学祝いとしてお贈りしても構いません。「遅くなりましたが……」と一言添えてお贈りしましょう。

ただ、入学から1年近く過ぎてしまっている場合には、すでに「進級」が控えています。この場合には「進級祝い」としてお贈りすることも検討してみてください。

入学祝いの相場や人気のギフト

入学祝いは、親戚のお子さんや親しい友人のお子さんなど、贈るお相手が限られています。どのくらいの金額をお祝いとするかは、保護者とご自身との関係性や、お子さんの年齢(小学生・中学生・高校生など)によっても変わってくるでしょう。

【お相手別】小学生・中学生・高校生・大学生の入学祝いの金額相場

祖父母から

ケース お祝いの相場
小学校入学の場合 2万円以上
中学校入学の場合 同上
高校入学の場合 同上
大学入学の場合 同上

祖父母以外の親戚から

ケース お祝いの相場
小学校入学の場合 5,000〜1万円未満
中学校入学の場合 1〜2万円未満
高校入学の場合 同上
大学入学の場合 同上

友人から

ケース お祝いの相場
小学校入学の場合 5,000〜1万円未満
中学校入学の場合 同上
高校入学の場合 同上
大学入学の場合 同上

その他の方から

ケース お祝いの相場
小学校入学の場合 5,000〜1万円未満もしくは1〜2万円未満
中学校入学の場合 3,000〜5,000円未満
高校入学の場合 5,000〜1万円未満
大学入学の場合 1〜2万円未満

そのほか、以下の記事も参考になるでしょう。

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