新型コロナウイルスの影響で、これまでマナーとされていたことも、今は控えておくべきだったり、ふるまいに注意が必要だったりしています。結婚式を延期またはキャンセルにした方に向けて、結婚祝いをいただいた方への内祝いの贈り方をご紹介します。
結婚式は延期・キャンセル、結婚内祝いはどうする?
結婚祝いをいただいた場合、結婚式の有無や、延期、キャンセルに関わらず、通常なら1カ月以内を目安に内祝いをお贈りするのがマナーです。
コロナ禍で結婚式のキャンセルを決断したケースも、通常と同様に1カ月以内を目安として内祝いをお贈りすれば失礼にはあたりません。延期して日程を再決定したとしても、内祝いは「いただいたタイミング」を起点として1カ月以内を計算しますので、こちらも同様です。結婚式を終えてから内祝いを選ぶ予定だった方は、品選びや配送予定日のスケジュールを早めて検討しましょう。
結婚内祝いは配送で。この時期のポイント
非常事態宣言や、外出自粛要請などがでているときでも、内祝いを贈ることは失礼にはあたりません。ただし、コロナ禍においては不要不急の外出を控えるべきです。普段なら直接お会いして手渡したいところですが、今はお相手の不安を軽減するためにも、結婚内祝いは配送で対応しましょう。
品物選びはオンラインショッピングがおすすめ
結婚内祝いを選ぶために電車や車でデパートやショッピングセンターへ行くのも楽しい時間ですが、残念ながら現状ではあまりおすすめできません。この時期に結婚内祝いを探すなら、オンラインショッピングや、馴染みの店舗に電話で手配してもらうなど、人と直接接触する場面は避けて行いましょう。
置き配など、非接触の受け渡しを利用する
コロナ禍にあたって、受け取りサインの廃止、マスク着用や手指の除菌など、各配送業者でも感染予防の取り組みがなされています。しかし、それでも今は人と接触したくないという方もいます。送り先に宅配ボックスがあるならば、ぜひそちらを利用しましょう。
宅配ボックスがない場合は「置き配」が便利です。置き配とは、あらかじめ指定した場所(玄関、置き配用ボックス、車庫、自転車カゴなど)に、非対面で荷物を届けてくれるサービスのこと。お贈りする前に、お相手に宅配ボックスはあるか、希望の置き配場所はあるかなど、ご希望を聞いておくのがおすすめです。
配送状況によっては予定日通りにいかないことも
コロナ禍では、配送センターの人員を減らして稼働したり、航空便が減便になったりしている影響で、着日指定をしていても遅れる、離島への冷凍・冷蔵便が停止になるなど、配送がスムーズにいかないことも多いようです。
受け取るお相手には、「手配はしたけれど、少し遅くに届くかもしれない」と一言添えれば、到着が遅れた際にも理解してもらえるでしょう。
この時期の結婚内祝いは「家時間を楽しむ」をテーマに
積極的に外出するのが難しい現状を考慮して、結婚内祝いの品物も自宅で過ごす時間を楽しめるものがおすすめです。定番の高級米や入浴剤、アロマグッズなど選択肢は豊富にあります。
飲食店やホテルの休業、イベント中止によって、普段は手に入らない高級な食材や食品が、お取り寄せできる通販も増えていますので特別な贈り物に選んでみるのもよいでしょう。
もちろん、結婚内祝いとして常に人気上位であるカタログギフトもおすすめです。日用雑貨類や高級調理器具、カトラリー、スイーツ、グルメなど、じっくり選べるカタログギフトは、この状況にも適しています。
非常時だからこそ、感謝の気持ちを伝えよう
今後が見通せない不安な日々が続いています。だからこそ、結婚内祝いを贈ることは、なかなか会えなくなった方との貴重なコミュニケーションの機会になってくれます。
お相手のことを考えて品物を選び、適切な配送方法を選ぶ、そんな心遣いはきっと内祝いと一緒にお相手に届くはずです。いつか直接お礼を伝えるのを楽しみに、心を込めて内祝いをお贈りしましょう。