海外の友人への出産祝いは、海外の習慣に合わせた方がよいのか、日本ならではの品を選んだ方がよいのかなど、迷いがちです。まずはお相手のことをよく考えて、どうすれば喜んでもらえるか考えてみましょう。
海外への出産祝い、なにをいつ贈る?
日本ほど厳格なマナーはないので、お相手に合わせて
日本国内での出産祝いは、産後1週間から1カ月を目安にお贈りするものとされていますが、海外では日本ほど厳格なマナーがないことも多いもの。お相手の状況に合わせて贈るとよいでしょう。
ベビー服やおむつなどの場合、届くまでに時間がかかってサイズが赤ちゃんの月齢に合わなくなるのは困りますが、あらかじめ少し先に必要になるものを選んでおくと、いつ届いても役立てることができて喜ばれます。
内祝いやお返しの習慣は基本的にないものと考えて
出産内祝いやお祝い返しをする習慣が根付いているのも、日本ならではだといえます。多くの国では、お祝いのお礼にカードなどを贈ることはあっても、お返しにあたるような贈り物はしないようです。贈る側もそのつもりで用意しましょう。
海外で有名な出産祝いの習慣は?
“シルバーのスプーン”はヨーロッパから今や世界中で
海外での出産祝いの習慣でもっとも有名なのが、ヨーロッパから広まった「赤ちゃんに銀製のスプーンを贈る」というもの。これには誕生を祝うとともに「赤ちゃんが食べるものに困ることがないように」という願いが込められています。赤ちゃんの名入れや誕生日、出生身長・体重などを刻印できるギフトも人気です。
フィンランドの“ククサ”はオシャレでベビーにも使いやすい
ククサは、フィンランドの遊牧民が作る伝統工芸品で、白樺の木に何十年もかけてできるコブを材料にして作るマグカップです。これを贈られた人は幸せになるという言い伝えから、フィンランドでは出産祝いのプレゼントによく選ばれているのだそう。角がなく持ちやすい形なので、ベビー食器としても使いやすい品です。
今や定番“おむつケーキ”はアメリカの“ダイパーケーキ”が由来
アメリカでは結婚前や出産前の女性を囲んでシャワーパーティというお祝いが開かれます。出産前のママに贈られるギフトの定番が、紙おむつをデコレーションケーキのように飾り付けた“ダイパーケーキ”。日本国内の出産祝いでも定番となっている “おむつケーキ”の由来だとされています。
日本から贈るギフトならではの品もおすすめ
日本製は信頼度◎ タオルやベビー寝具、おもちゃなど
オーガニックコットンのタオルやベビー寝具、ベビーバスローブなど、日本製の布製品は高品質で肌に優しいものが多いので喜ばれます。また、ラトルやオーボール、知育玩具といったおもちゃも、赤ちゃんがケガをしないように厳しい基準で作られているものを選べば安心して遊べるのでおすすめです。
前開きの肌着やベビー用綿棒など、海外では希少なプレゼントもおすすめ
前開きの肌着は、日本ならではのベビー用品ですが、実は着替えさせるのが楽な優れもの。綿棒や爪切り、歯ブラシといったアイテムも、日本にはベビー専用品があり、日本製らしい細かな工夫がされています。日本から海外へいらしているご家族の赤ちゃんなら、日本の文化や日本語を学ぶきっかけになる絵本も喜ばれるでしょう。
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