お世話になった方へ義理チョコを贈る習慣は、最近では男女関係なく行われていることが多いようです。自社や取引先の社風にもよりますが、女性の分もチョコレートを用意するつもりでいると安心です。
まずは基本的なマナーを押さえよう
スタンドプレーはトラブルの元。周りの社員と歩調を合わせて
職場内での贈り物の基本は「職場のやり方、意向に合わせる」こと。昨年まではどういった様子だったか、チョコレートを贈る場合は個々で用意するのか、社員有志でまとめるのかなど、わからない場合は事前にリサーチしておきましょう。
例えば社員の負担にならないよう、先輩がバレンタインギフトを廃止していたといったケースも考えられます。こうした場合、無断でチョコレートを配ると、先輩の顔をつぶすことになってしまいます。
取引先に贈る場合は、上司の耳にも入れておく
営業活動の一環として、取引先にチョコレートを贈ろうと考えることもありますよね。これも職場のやり方や意向が関わりますから、勝手に用意せず、事前に上司の耳に入れておきましょう。チョコレートの購入費用を経費にできるかどうかも、事前に確認しておいた方が良いでしょう。
数が足りないとかなり気まずい。少し多めに用意しておくと安心
職場でも取引先でも、用意したチョコレートの数が足りないとせっかくの気遣いが台無しになってしまいます。当日急に人が増えても対応できるよう、少し多めに用意しておきましょう。
2月14日を過ぎて贈る場合は「ちょっと遅れてしまいましたが」とひとこと断るようにしましょう。それでもあまり遅くなると、余り物を押し付けるイメージが強くなりますので、期間は開けすぎないようにしましょう。
基本に加えて気をつけておきたいポイント
お相手やそのパートナーに勘違いされないように
バレンタインデーは恋愛に関するイベントですので、義理チョコとして贈っても相手が勘違いしてトラブルになる場合もあります。トラブルを避けるためには、義理と伝えなくても「仕事上のお付き合いでお渡ししたもの」ということがはっきりわかるようにしたいところです。ラッピングやメッセージの内容など、相手に気を使わせないように工夫しましょう。
メッセージを添える場合は、「ほんの気持ちです」「いつもありがとうございます」と短く書くほうがさりげなくて良いです。パートナーのいる方へ贈る場合は、「奥様とご一緒にどうぞ」といったメッセージを添えるのがベターです。
職場・オフィスの雰囲気を壊すようなはしゃぎ方は避ける
バレンタインデーは楽しいイベントではありますが、職場・オフィスではあくまで息抜きの一環。仕事を忘れてはしゃいだり、ほかの人の業務に差し支えるような騒ぎ方をしたりするのは考えものです。もちろん、自分の業務にも差し支えないように気を付けましょう。
ほかにも、高価なチョコレートは相手に気を使わせてしまう場合があります。また手作りチョコはもらってうれしくないという方も案外多いので、避けたほうが無難といえます。