結婚式にお子さまと一緒に招待されるのは、とてもうれしいものです。しかし、「せっかくだからおしゃれにしたいけど、子どもの服装マナーがわからない」と、困る方も多いようです。ここでは小さいお子さまから高校生まで、結婚式の服装でおさえておきたいマナーをご紹介します。
最もオーソドックスなのは“制服”
お子さまたちの正装は制服が基本となります。結婚式に出席する際は、幼稚園・保育園から高校生まで幅広い年齢で、制服があればそちらを着用して全く問題はありません。スーツやドレスなどの服装でも大丈夫ですが、特にご高齢の方や職場の上司など目上の方が多く出席する場合は、制服がおすすめといえます。
制服で出席する際は、シャツやスカート、ズボンなど、しっかりとクリーニングをしてアイロンもかけておきましょう。フォーマルな結婚式にふさわしいよう、清潔感を心がけてください。
また、スニーカーは結婚式ではマナー違反となります。制服に合わせて、茶色もしくは黒のフォーマルな靴を選びましょう。
制服以外も選択肢に入れておきたい場合は、これからご紹介する装いを参考になさってください。
ドレスやスーツはきらびやかさ、上品さを意識して
小さいお子さまさんがかわいいドレスを着ている様子は、ほほ笑ましいものです。しかし、主役は新郎新婦です。目立ちすぎるゴージャスな服装ではなく、上品・エレガントさに重きを置いて選んでみてください。派手な色あいは避け、淡い色や、シックな色の服装を選びましょう。
また、蝶(ちょう)ネクタイやカチューシャ、ネックレスなどでアクセントを付けると、華があってお祝いの席らしくなります。ただし、ギラギラした強く輝くアクセサリーは大人もお子さまもマナー違反ですので、パール系や淡い色のコサージュ、リボンなどがおすすめです。
普段着るような、Tシャツやデニム素材などはNGです。半袖襟付きシャツ・短パンは小さいお子さまなら構いません。お子さまにとって長時間の式でも過ごしやすい、着心地のよい素材のフォーマルな服装を選びましょう。
白い服は特別な色。お子さまの服装でも避けておきたい
結婚式での白い服は特別な意味を持っているので、大人もお子さまも避けたほうが無難です。ただし、フラワーガールやリングボーイを担う場合は、白を着てもよい場合があります。それでも、主役の二人が「白は新郎新婦の色」と決めているかもしれませんので、必ず新郎新婦に相談してから準備していきましょう。
靴・靴下のセレクトも大切
服装で意外と見られているのが足元です。お子さまも大人と同様、つま先の空いたオープントゥ、サンダルやスニーカーなどはふさわしくありません。赤ちゃんより大きなお子さまには、フォーマルシューズを用意します。
また、革靴は殺生のイメージがあるので結婚式にはふさわしくないと思われますが、最近は靴に限ってはOKであることがほとんどです。とはいえ、クロコダイルやヘビの革といった、動物を連想させる型押し靴はやはり避けましょう。シンプルな黒や茶の革靴ならば問題ありません。
フォーマルシューズを履くなら、靴下も上品にまとめたいものです。キャラクター柄や派手なタイツは避けて、白か黒の靴下・タイツ、または服装に合わせた淡い色のレースタイツなどがおすすめです。大人の男性ゲストが白い靴下をはくのははNGですが、お子さまの場合は問題ありません。