お世話になった方々に感謝を贈る夏のごあいさつの品は、お中元の時期を過ぎると暑中見舞いや残暑見舞いとして贈ります。
この暑中見舞い・残暑見舞いでは、どのような品が喜ばれているのでしょうか? また、お中元とは喜ばれる品がちがうのでしょうか?
実際に暑中見舞い・残暑見舞いを受け取った方々に行った調査の結果を基にご紹介します。
※昨年暑中見舞い・残暑見舞いをもらった男女400名にインターネット調査。
もらってうれしい暑中見舞い・残暑見舞いはコレ!
もらってうれしい暑中見舞い・残暑見舞いはコレ!ランキング
1位 カタログギフト 16.3%(2018年:14.8% 1位/2017年:13.8% 1位)
1位 洋菓子 16.3%(2018年:12.8% 2位/2017年:13.5% 2位)
3位 酒類 11%(2018年:11% 4位/2017年:13.5% 2位)
4位 フルーツ 10.3%(2018年:9.8% 5位/2017年:9.3% 5位)
5位 肉・肉加工品(ハム・ソーセージなど) 10%(2018年:12% 3位/2017年:9.8% 4位)
もらってうれしかった暑中見舞い・残暑見舞いについてお聞きしたところ、「カタログギフト」「洋菓子」が同率の1位、続いて「酒類」が3位にランクインしました。
2017年、2018年、そして今回の調査と3年連続で1位となったのは、贈り先さまに好きなものを選んでいただける「カタログギフト」でした。
2017年調査(13.8%)→2018年調査(14.8%)→2019年調査(16.3%)と毎年ポイントを上げていることからも、年々カタログギフトの人気が高まっていることがわかります。
同率1位となった「洋菓子」、3位「酒類」は、2018年調査より順位を上げてのランクインとなっていますが、3年連続でベスト5の顔ぶれが変わらないことからも、暑中見舞い・残暑見舞いでもらってうれしいギフトは定番化していることがわかります。
暑中見舞い・残暑見舞いとお中元でもらってうれしいものはちがう!?
地域によって異なるところもありますが、お中元の時期は7月15日頃までとされ、7月15日から立秋までは暑中見舞い、立秋以降の夏の贈り物は残暑見舞いとして贈るのが一般的とされています。
では、暑中見舞い・残暑見舞いとお中元で、もらってうれしいものはちがうのでしょうか? 暑中見舞い・残暑見舞いとお中元の「もらってうれしいランキング」を比較して見てみましょう。
暑中見舞い・残暑見舞いとお中元でもらってうれしいものはちがう!?ランキング
2019お中元
1位 カタログギフト 17%
2位 洋菓子 13.5%
3位 肉・肉加工品(ハム・ソーセージなど) 12.5%
4位 酒類 12.3%
5位 商品券・ギフトカード 8%
2019暑中見舞い・残暑見舞い
1位 カタログギフト 16.3%
1位 洋菓子 16.3%
3位 酒類 11%
4位 フルーツ 10.3%
5位 肉・肉加工品(ハム・ソーセージなど) 10%
ベスト5中、「カタログギフト」「洋菓子」「酒類」「肉・肉加工品(ハム・ソーセージなど)」の4つが両ランキングに共通でランクインしました。
特徴的なのは、お中元では「商品券・ギフトカード」が5位に、暑中見舞い・残暑見舞いでは「フルーツ」が4位にランクインしたことです。
ちなみに、「商品券・ギフトカード」は暑中見舞い・残暑見舞いのランキングでは6位(8%)、「フルーツ」はお中元ランキングで7位(6.3%)となっています。
暑中見舞い・残暑見舞いは時期的に実りの秋に近づくため、「フルーツ」がうれしいギフトとなっているのではないでしょうか?
暑中見舞い・残暑見舞いを選ぶ際には、旬を迎えるこの時季ならではのフルーツや地元の特産品などもギフトの候補に入れてみてはいかがでしょうか。
喜んでもらうポイントはココ!
センスがよいと思う暑中見舞い・残暑見舞いは?
1位 老舗・名店の品42.3%
2位 地域にこだわった品39%
3位 話題のお店の品36%
4位 人気ブランドの品25.8%
5位 希少価値のある品18%
※複数回答
感謝の気持ちを込めて贈る暑中見舞い・残暑見舞いですので、「いいものをもらった」と喜んでいただきたいもの。
そこで、「センスがよいと思う暑中見舞い・残暑見舞い」についてお聞きしたところ上記の結果となりました。
ブランドを選ぶ際には「老舗・名店」「話題になっているトレンド性」「誰もが知っている人気ブランド」をキーワードに選ぶと喜んでいただけそうです。
また、「地域にこだわった品」が2位に、「希少価値がある品」が5位にランクインしていますので、地域限定や、数量限定、季節限定など、限定感のある品についても注目したいところです。
定番の品と毎年ちがう品、うれしいのはどっち!?
全体
定番の品 44.8%
毎年違う品 55.3%
20代
定番の品 40%
毎年違う品 60%
30代
定番の品 32.5%
毎年違う品 67.5%
40代
定番の品 38.8%
毎年違う品 61.3%
50代
定番の品 53.8%
毎年違う品 46.3%
60代以上
定番の品 67%
毎年違う品 33%
暑中見舞い・残暑見舞いやお中元、お歳暮では、これと決めた品を毎年贈っている方も多いのではないでしょうか?
そこで、実際に暑中見舞い・残暑見舞いを受け取っている方々に、「毎年定番の品」と「毎年ちがう品」ではどちらがうれしいかを2択でお聞きしたところ、「毎年定番の品」をもらった方がうれしいと答えた方が44.8%、「毎年ちがう品」をもらった方がうれしいと答えた方が55.3%という結果になりました。
これを年代別に見てみると、20代~40代では「毎年ちがう品」がうれしい方が多く、50代・60代以上では「毎年定番の品」がうれしい方が多いということがわかりました。
ギフトの好みは年代によっても変わってくるようですので、特に自分とは感覚が異なる、年齢の離れた方に贈る際には気をつけたいものです。
ぜひ今回の調査結果を、喜んでいただける暑中見舞い・残暑見舞いの品物選びにお役立てください。
調査実施:ギフト総合研究所