ゴルフコンペの景品選びには、冠婚葬祭のような厳格なマナーはありません。ただ、贈り物の基本マナーから外れる品は、ゴルフコンペの景品としても適さないことが多いものです。
ゴルフコンペの景品も贈り物の基本マナーに沿って
持ち帰りの事情を考慮して選びたい
派手な景品、ユニークな景品を出して盛り上げようとすると忘れがちなのが、コンペの後に持ち帰る場合です。それぞれが自家用車で参加しているなら比較的心配はいりませんが、都心部に近いゴルフクラブや、旅行を兼ねた遠隔地でのゴルフコンペなどでは、乗り合いや公共交通機関を使うなど、様々な参加手段が考えられます。重いものやかさばるものなど、持ち帰りが大変な品は後のことまで考えたうえで選んだ方が良いでしょう。
下着、履物、ベルトなど目上の方に贈れない品は外しておく
贈り物の名目を問わず、目上の方に贈ってはいけないとされるのが、生活苦の象徴とされる下着や、「あなたを踏み台にする」という意味を持つ履物、「腹を締めてかかれ」という上からの意味を持つベルトなどです。
これらはゴルフウエアの関連ギフトとして、つい選んでしまいそうですが、人によってサイズが違うものでもあります。どなたが獲得しても良いようにあらかじめ避けておきましょう。
押さえておけばハズさない! ゴルフコンペ景品の選び方
ゴルフグッズから家族へのお土産までバリエーションを広めに
例えば、ゴルフコンペだからゴルフグッズ中心に、といった景品のチョイスは一見手堅く感じます。ただし、さまざまな趣味趣向の方が参加することを考えるとどなたに景品が渡るかわからないゴルフコンペでは少し考えた方が良いでしょう。
ゴルフグッズだけでなく、家族へのお土産にもなるグルメや家電アイテム、遊園地のチケット、自由に使える商品券や金券など、バリエーションを広めに考えておくと良いでしょう。
目上の方にはタブーの商品券・金券もゴルフコンペの景品ならOK
商品券や金券は、目上の方への贈り物としては適さないと言われますが、贈り物ではなくコンペの景品として用意する分には失礼にあたりません。景品が商品券や金券ばかり……となると少々華に欠けるものの、自由に使えるものはもらってうれしいはずです。バランスよく取り入れていきましょう。
できるだけ多くの参加者に景品が行き渡るよう工夫を
幹事としては、勝っても負けてもゴルフコンペを楽しんでほしいもの。初心者や、当日成績が振るわなかった人にも気持ちよく帰ってもらえるよう、ユニークな賞を設けて、できるだけ多くの参加者に景品が行き渡るようにしたいところです。センスが問われるところですから、このようなことが得意な人に協力してもらうのもおすすめです。