親しい友人への引っ越し祝いは、現金や商品券などでも失礼にはあたりません。ただ、親しいからこそ心を込めて選んだギフトを贈りたいと考える人が多いでしょう。まずは、友人の性格や好み、自分との関係を思い起こしてみましょう。
ホームパーティや家飲みをよく催す友人なら
食品やお酒、スイーツなど「自宅でのおもてなしに役立つ」ギフト
引っ越し祝いというと新居で使えるようなアイテムを想像しがちですが、友人が自宅に人を招くことが多いであれば、食品や飲料もおすすめです。ゲストをおもてなしするのに使えそうな、ある程度日持ちのするアイテムを選んでみましょう。
例えばクッキーやチョコレート類など、比較的賞味期限の長いお菓子、おつまみになる高級な缶詰、お酒を嗜まれる方なら、普段使いより少し高級なワインや珍しいクラフトビールなども喜ばれるでしょう。
大人数用のキッチン家電やゲームなど「皆で一緒に楽しめる」ギフト
ご家族の多い方や、友人同士の家飲みをよく開く方なら、ホットプレートやフォンデュマシーン、缶ビール用のサーバーなど、皆で一緒に楽しめるキッチン家電を贈ってはいかがでしょうか。インテリアにもなるおしゃれなアナログゲーム(テーブルゲーム)や、ゲストが多いときに使える折りたたみ式のテーブルなどもおすすめです。
趣味がわかりやすい、センスが合う友人なら
インテリア用品や食器、キッチングッズなど「新しい家に似合う」ギフト
好きなお店やブランドがはっきりしている、もしくは自分と好みが似ている友人なら、新しい家に合わせたインテリア用品や食器などを贈ってもよいでしょう。ただし、趣味が合ってもモノが重なると気まずいので、いくつあっても良いものか、重ならないとわかっているものにしましょう。
タオルやルームウェア、アロマグッズなど「リラックスできる」ギフト
新しい家で存分にくつろげるように、普段使いより少し高級なタオルやルームウェアを贈るのも良いアイディアです。履物を目上の方へ贈るのはタブーといわれますが、上下関係のない友人から贈られるスリッパやルームシューズなら、喜んで履いてくれるでしょう。香りの好みがわかっている友人なら、アロマグッズもおすすめです。
友人への引っ越し祝いの注意点
選び方も「家族構成によって工夫を」
家族で引っ越しをした友人には皆で使えるものを、1人暮らしの友人には相手の趣味に合わせたものを……と、相手の家族構成によって選び方を工夫すると、友人にもご家族にも喜ばれるお祝いになります。
選ぶ前に「リクエストを聞いて」おけば万全
インテリア用品などはその人なりのこだわりがあることも多いですし、他のお祝いと重なったりするともったいなく感じます。そのようなことも友人であれば話しやすいため、選ぶ前にリクエストを聞いておくようにしましょう。こちらからいくつか候補を挙げて、選んでもらうのもおすすめです。
気の置けない仲でも「タブーは最低限踏まえる」
親しいからといっても、引っ越し祝いのタブーとされる品を黙って渡されたら良い気持ちはしません。どうしても贈りたいときは、あえてこの品を選んだ旨、一言添えるようにしましょう。引っ越し祝いのタブーや基本マナーについては、下記も参考にしてみてください。