結納代わりの顔合わせは、両家の家族同士が初めて対面する場になることが多いでしょう。和やかな交流の場にすることはもちろん、事前の準備や事後のフォローにも気を使って、お互いに良い印象を持てるようにしたいものです。
一般的な顔合わせの流れは?
顔合わせはホテルやレストランでの食事会が一般的
昔は両家の自宅で行われていた結納も、現在はホテルや結婚式場などで行われることが多くなっています。結納に代わるとされる顔合わせも、ホテルやレストランで食事会を行うのが一般的です。個室や隣の席と近すぎない場所など、落ち着いて話のできる場所を用意しましょう。
あいさつ、両家の紹介、婚約記念品交換、食事・歓談、新郎新婦からのお礼
当日は、進行役(新郎か、新郎の父が務めることが多いようです)を立てるようにしましょう。
流れとしては、まず参加者一同であいさつし、新郎・新婦それぞれから自分の家族を紹介、紹介された家族もひとことずつあいさつします。指輪などの婚約記念品を交換したら、乾杯を交わして食事と歓談を始めましょう。
食事を終え、終盤となったら新郎新婦(新郎が代表することも)からのお礼のあいさつで締めます。
両家どちらの顔も立てて! 顔合わせのマナー
実家同士が遠い場合は場所もよく話し合って
問題になりやすいのが、実家同士が遠い場合「どこで顔合わせをするか」です。一般的には、両家の中間地点や、双方からアクセスのよい場所を選ぶことが多いようですが、難しい場合は、どちらかの地元で行うこともあります。
また、「娘を嫁にやるのだから、そちらから来訪するのが筋だ」といった昔ながらの考えを持つ親御さんもいるため、新郎新婦が間に入って慎重に調整するようにしましょう。
費用は両家折半か本人たちが招待して、旅費がかかるならそれも考慮
顔合わせの費用は、両家で折半することも多いようですが、親に負担をかけないよう、新郎新婦が費用を出して家族を招待することもあります。もし、どちらかの家族に旅費や宿泊費がかかるようなら、それも考慮して配分しましょう。
服装はカジュアルすぎないよう、会場に合わせて
正式な結納ではないとはいえ、顔合わせも大事なセレモニーのひとつ。新郎新婦やもちろん家族も、ホテルやレストランの客層に合った、カジュアル過ぎない服装で出席するようにしましょう。