孫たちから祖父母に結婚記念日のプレゼント。祖父母にとっては、何よりもうれしい出来事でしょう。孫としては、どんなプレゼントにするかはもちろん、年長者が尊重するマナーについても気になるところです。おすすめのプレゼント、贈る際のマナーについてご紹介します。
モノを贈るなら、夫婦で使えるアイテム
カタチに残る記念品を贈りたいときには、「夫婦で使えるもの」や「おそろいのもの」、もしくは「飾って楽しめるもの」が結婚記念日にはふさわしいです。
例えば、定番のペア食器、落ち着いた色合いの2本の傘、お世話が不要でリビングを華やかにするプリザーブドフラワーなどはいかがでしょうか。
全く同じデザインだとちょっと照れくさいと感じる祖父母には、色違いやモチーフが共通しているものなど、少し違いのあるアイテムがおすすめです。同じメーカーのシリーズで、祖父にはコインケース、祖母にはメガネケースという選び方でもおそろい感がでるでしょう。
ご夫婦のお祝いごとですから、どちらかの一人のためだけの趣味グッズや、祖父しか使わないネクタイだけなど、二人で使えないものを選ばないように気をつけましょう。もしそのようなものを贈りたい場合には、もう一方にも同じぐらいの価格帯の品を用意するのも一案です。
ペアグッズを贈る際の注意点
夫婦茶碗や夫婦箸、ペアのマグカップなど、おそろいの食器類は夫婦へのプレゼントの定番ですが、祖父母へ贈る場合には注意が必要です。健康上の理由などから一緒に食事を摂れないことや、同じ食器を使えない場合があります。食器類を贈る際には、購入前に必ず確認しておきたいところです。
便利家電は、「使い方を教える」こと込みで
ロボット掃除機や自動調理器など、近年の家電の進化は目覚ましいものがあります。祖父母の家事を少しでも楽にしてあげたい……、そんな気持ちで購入を検討している方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、祖父母の世代であれば「便利よりも使い慣れたもののほうが楽」「壊してしまいそうで不安」と敬遠される方が少なくありません。便利家電を贈るときには、実際に使いこなしてもらえるかどうかも考慮に入れましょう。
また、便利家電をプレゼントするならば、操作に迷ったときのサポートも大切です。同居や近隣に住んでいる、もしくは気軽に電話をかけられるなど、すぐにお手伝いができる環境であれば、結婚記念日のプレゼントとして選択肢に入れるとよいかもしれません。
旅行や食事など、「思い出」作りのプレゼント
旅行や食事などのプレゼントは、カタチに残らなくとも思い出に残るステキな贈り物です。祖父母の体調や予定などを聞きながら、負担にならない思い出をプレゼントしましょう。
祖父母と孫、祖父母と両親と孫など、家族でおでかけする場合は、ぜひ集合写真を撮ることをおすすめします。現像した写真を額に入れて、祖父母に贈ればきっと喜んでいただけるでしょう。
「節目の年」には、年数にちなんだ記念品も◎
1年目は紙婚式、20年目で銀婚式、50年目は金婚式など、結婚生活を送った年数によって、ふさわしい名前がついています。キリの良い節目の結婚記念日には、名前にちなんだプレゼントも検討してみてください。
それぞれの意味知ってる?覚えておくと役立つ結婚記念日の豆知識
50年目の金婚式のお祝いは、こちらの記事も参考になります。