お歳暮のお返しは必要? 相場や贈る際のマナーについて詳しく見てみよう

年末の季節のごあいさつ「お歳暮」には、お世話になった方へお礼の気持ちでお贈りするという意味があります。お歳暮をいただいて、まずやるべきことはお礼状(もしくはお礼の電話)です。

イラスト:箱いっぱいのりんごをお歳暮にもらった女性。喜びつつ「でもお返しどうしよう」と戸惑っている。「まずは電話かハガキでお礼を伝えましょう」とコンシェルジュ。

お歳暮をいただいたらまずはお礼が最優先

お歳暮をいただいたら、お返しよりもまずはお礼の連絡をしましょう。お礼はお歳暮が到着しているという報告の意味もあります。「連絡がないけど届いてないのかな?」と先方をやきもきさせてしまわないよう、できるだけすぐにお礼状を出すことが大切です。

お礼状を出すのに日数がかかりそうな場合は、まずは電話でお礼を述べます。そのあとでお礼状も出すようにしましょう。親しい間柄であれば電話のみでも構いません。

基本的にお返しは不要 贈る場合の相場は「半額〜同額以下」で

お歳暮はお世話になった方へ、感謝の気持ちをこめて贈ります。したがって、お祝いの品と違って、お返しをする必要はありません。とはいえ、いただいてばかりでは気が引けるという場合には、受け取った品物の半額から同額程度の品を贈るようにしましょう。あまりにも高価な品物を贈るのは、「いただいたお歳暮を断る」と暗に伝えていると思われる場合があります。

年内に間に合わなければ「お年賀」や「寒中見舞い」で

お歳暮は11月下旬から12月20日までに贈るのが一般的です。受け取った時期によっては、お歳暮の期間にお返しが間に合わないことがあります。

その場合には、表書きを「お年賀」として元旦から松の内(1月7日。地方によっては1月15日のところも)の間に贈るか、「寒中見舞い」として松の内から立春の間に贈ります。

「一度限り」なら表書きを変えても

お歳暮やお中元など、季節のごあいさつになるものは、基本的に継続してお贈りするものです。お歳暮のお返しとして一度限りで贈るつもりであれば、表書きを「御礼」「感謝」とします。

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