お土産や差し入れをいただいたら、メールやお礼状(封書・はがきなど)で感謝の気持ちをお伝えすることが大切です。マナーがしっかり守られていることで先方に安心感をもってもらえ、これからの関係性をよりよいものにしてくれます。
ここではお礼メッセージの書き方のポイントや文例をご紹介します。先方に「贈ってよかった」と感じていただけるよう、気持ちの伝わるメッセージをお送りしましょう。また、高額なものを頂いた際は、併せて返礼品も贈るようにしましょう。
お礼状が遅れた時は?
できるだけ早くお礼を伝えよう
お土産や差し入れをいただいたら、なるべく早くお礼の気持ちを伝えるのがマナーです。受け取ったら当日、もしくは翌日までに電話・メール・手紙など、なんらかの方法で連絡するようにしましょう。
普段から顔を合わせている上司・同僚、また友人・知人なら、お礼は「メール+口頭」の組み合わせで構いません。しかし、社外の取引先や恩師、目上の方であれば、メールは略式ですので、封書・はがきによるお礼状がふさわしいでしょう。
お礼を伝えるのが遅れてしまった場合
お礼を伝えるのが遅くなってしまったときは、必ずお詫びの気持ちをしっかり伝えるようにしましょう。メールやお礼状にお詫びの言葉を添えたり、電話できちんと言葉にして伝えるようにします。
お礼を伝えるまでの期間に正確なマナーはありませんが、できるだけ早いほうがのぞましいもの。遅れないように注意しましょう。
感謝の気持ちをしっかり伝えるなら、できるだけ早く手紙や電話でお礼の言葉を伝えましょう!
メッセージのポイントは「感謝」と「感想」の2つ
お礼をお伝えする際には、口頭・メール・お礼状のどれであっても、「感謝」と「感想」の2つをおさえておくとよいでしょう。
「感謝」は、お相手の気遣いに対してのお礼です。贈ろうと思ってくださったこと、時間を割いて選んでくださったことなどに、感謝の気持ちを伝えます。
「感想」は、いただいたお品に対してのお礼です。みんなで分けた、おいしかった、社内で話題になった、季節を感じたなど、具体的な感想を伝えることでより温かみを感じるお礼になります。
【文例】お礼メールの書き方
社内の上司・同僚など
お礼のメールを送る上で大切なことは、スピードです。その日の午前中に関することへのメールなら当日夕方までに、午後や夜に関することへのメールなら翌日午前中のうちに送るようにします。送るタイミングを逃してしまうと相手に与える印象もよくありません。送り手側に余韻があるうちにメールを送るのがマナーです。
また、頂いたものへの具体的なエピソードを織り交ぜると、相手により感謝の気持ちを伝えることができます。シーンごとに適した文例をご紹介しますので、参考にしてみてください。
目上の方、社外の取引先など
簡単なお礼の手紙、書く場合のポイント
何かをいただいたときのお礼状は、お土産や差し入れ、お歳暮などの贈り物などいずれの場合も基本的な構造は変わりません。以下の順で書き進めると、読みやすいお礼状になります。
- 時候の挨拶
- お礼の言葉
- 本文(いただき物への感想など)
- 結び
簡潔なお礼状を書く場合は、通常のお礼状より一文を短くまとめ、内容を簡潔に伝えるようにします。全体的にコンパクトにまとめる分、親しい方に送るようにするのがよいでしょう。また、先方がご不幸であったり、闘病中の場合などは避けたほうがよいでしょう。
お礼状の文例
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お礼状の構成については、こちらの記事も参考にしてください。
気持ちが伝わるお歳暮のお礼状の書き方
基本的な構成を参考にしつつ、自分らしい言葉で感謝の気持ちを伝えられるとよいですね!
お礼メッセージとお返しの品がありの場合
もし頂いたものが高額だった場合は、メッセージだけでなくギフトも添えて贈るようにしましょう。リンベルなら、手軽に贈れるプチギフトもご用意しております。
この場合も、お礼状を送って問題ありません。ギフトが到着するより前に先方に届くよう準備し、通常のお礼状の書面に「本日別便にて、心ばかりの品をお贈りいたしました」という一文を添えて送りましょう。