職場のメンバーで贈り合うプレゼントは、転勤・異動の際に限らず“仕事で使える”ものが定番です。ただし、同僚に贈る場合と上司に贈る場合では、選び方が変わってきます。具体的にポイントを見ていきましょう。
同僚へ贈るおすすめのプレゼント
文房具、デジタルガジェットなど職場で使えるもの
職場の仲間へ贈るプレゼントの定番は、なんといっても職場で使えるアイテムでしょう。ペンやデスクに置けるペンスタンド、ノートカバーなどちょっと高級なアイテムも良いですし、新しいもの好きの方ならスマートウォッチや忘れ物防止用のデジタルタグといったガジェットもおすすめです。休憩時間にお茶を楽しむためのマグカップや、女性の場合は寒さ対策のストールなども使いやすくて喜ばれます。
趣味に合わせたプレゼントは気の置けない同僚ならでは
一方、相手の趣味に合わせたプレゼントも、お互いをよく知る間柄であればよりうれしいものです。スポーツグッズや酒器、お茶・コーヒーを楽しむための道具など、プライベートを充実させるようなアイテムを選んであげましょう。周りの同僚にもそれとなく相手の趣味や最近の様子をリサーチしておくと、すでに持っている品を贈ってしまうなどの失敗防止にもなっておすすめです。
上司へ贈るおすすめのプレゼント
上司へのプレゼントは特有のタブーが多い
部下から上司へ(目下の立場から目上の方へ)のプレゼントには、いくつか気をつけたいポイントがあります。例えばよく言われるのが“履きもの”です。これは、「上司を踏みつけにして上へ行きます」という意味合いを含むため、タブーとされています。
また、直接仕事に使う文房具には「もっと仕事に励みなさい」、ベルトには「締めてかかりなさい」という上から目線の意味合いが含まれます。インナーウェアには、「肌着も買えないほど生活に困っている」と揶揄する意味合いがあるとされています。
どうしても贈りたい場合は、まず失礼をお詫びし、あれこれ考えた末の品であることをお伝えすると、他意がないことを分かっていただけるでしょう。
ネクタイ、名刺入れなど仕事で身につけられるもの
職場で使う品は上司に贈るプレゼントとしても定番です。ネクタイや名刺入れなど、直接仕事に使わないものであれば安心してお贈りできるでしょう。上司となれば自分たちよりも物持ちであることが多いですから、多めに持っていても困らないものを選ぶのがポイントです。
地元の工芸品などで、赴任先でも前任地を思い出せるように
転勤される上司であれば、新しい赴任先でも前任地を思い出せるよう、地元の工芸品を生かしたビジネスアイテムを贈るのもおすすめです。身につけるものであれば、着任の挨拶回りなどで話のネタにすることもできて、喜んでいただけるでしょう。ただし奇抜すぎるものは避け、ビジネスに適した、落ち着いたデザインのアイテムを選ぶようにしましょう。