先生や恩師へお礼を贈る際に大切なのは、品物の価値より贈り主の“気持ち”です。自由に使える商品券よりも、贈り主が先生や恩師を思って一生懸命選んだ品の方が、きっと喜んでいただけるでしょう。
使い勝手よりも記念に残る品を選んで
先生や恩師にとって、こういったプレゼントは良い記念になります。使ってなくなる品よりも、できれば手元に残していただけるアイテムを選んでみましょう。
もしプレゼント選びに迷ったら、ご両親や身近な方など、先生、恩師の年代に近い方に相談してみるのもおすすめです。自分たちだけでは気づけないような、その年代ならではのアドバイスをもらえるかもしれません。
先生、恩師へのお礼選びのポイント
記念品は保管に困らないものを
手元に残していただける品といっても、あまりに大きかったり、かさばったり、お手入れに手間のかかるものだと負担になってしまうかもしれません。例えば、寄せ書きは色紙やTシャツ、手ぬぐいなどのかさばらないものに書くかプリントするのがおすすめです。1人または少人数で贈るなら、置時計やフォトフレーム、繰り返し使えるタイプのカレンダー、お酒の好きな方ならオリジナルラベルのボトルなどに、先生や恩師のお名前と卒業式などの記念日を入れて、プレゼントをするのも喜ばれるでしょう。
実用品は華美になり過ぎないように
先生、恩師に学校などで使っていただける実用品もプレゼントの好適品ですが、ぜひ使ってほしいからこそ、場にそぐわない華美過ぎるデザインは避けるようにしましょう。イメージに合うネクタイやスカーフ、マグカップ、パソコンを使う方ならマウスパッドやアームレストなどもおすすめです。
目上の人に贈ってはいけない品も要チェック!
実用品の中には、目上の方に贈るのに適さない品もあるため注意が必要です。例えばうっかり選びがちな文房具は「もっと勤勉に」、腕時計は「時間を守って」、刃物やハンカチは「(縁が)切れる」、履き物は「踏みつけにする」、肌着や靴下などは「肌着も買えないほど生活に困っている」というネガティブなメッセージを意味するとも言われます。
思い入れがあり、どうしてもその品が良いという場合は「失礼になるのではとも案じましたが、ぜひこれをお贈りしたくて」と、他意がないことをさりげなく伝えるようにしましょう。