メッセージ文例で学ぶ、定年退職祝いに贈る言葉

定年退職を迎える方に贈るメッセージカードや寄せ書きには、どういったことを書けば良いのでしょうか? 長年の勤労をねぎらい、お世話になった感謝を伝え、退職後の活躍を願う気持ちが伝わるメッセージ作成のポイントと、例文をご紹介します。

退職した男性が、退職祝いのプレゼントを前に、自宅でメッセージカードを読んでいるところに、奥さんが「長い間おつかれさまでした」と声をかけている。

定年退職する方へのメッセージのポイント

具体的なエピソードを添える

定番のメッセージのなかに、お相手との具体的なエピソードをプラスすることで、紋切り型ではない気持ちのこもった文章になります。会社に対してどのような貢献をされてきたか、部下にどういった刺激を与えていたかといった実感があれば、お相手はより気持ちよく次の人生へ進むことができるはずです。

エピソード例

  • ○○さんと一緒に仕事をするようになって○年。本当にあっという間でしたが、充実した時間を過ごさせていただきました。
  • ○○さんに言われた「○○」という言葉は、今も私の行動の指針となっています。
  • ○○さんは、とても気さくで頼りがいのある方で、○○(店名)で相談にのっていただいたこと、昨日のことのように思い出されます。

「ゆっくりお過ごしください」は避けるべき?

近年は定年退職後も再雇用で働く方や、趣味を精力的に楽しむ方が増えています。そういった方に対して、ゆっくりお過ごしくださいとお伝えしてしまうと、気を悪くされるかもしれません。定年退職後の過ごし方を存じ上げないのであれば、ゆっくりお過ごしくださいは避けたほうがよいフレーズです。

忌み言葉を避ける

お祝ごとには縁起が悪いから使うべきではないとされる言葉である、忌み言葉があります。定年退職祝いの忌み言葉は、死(四)、苦(九)、枯れる、倒れる、曲がる、折れる、切れる、重いといったものがあります。死や病気、老いをイメージさせる言葉は避けてください。

定年退職祝いに添える、メッセージ文例

定年退職のお祝いを申し上げます。

○○さんと一緒にお仕事できた○年間、たくさん学ばせていただきました。

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

さらなるご多幸をお祈りしています。

ご定年おめでとうございます。

ご退職後のご健康とご活躍をお祈りしています。

さみしくなりますが、いつまでもお元気で!

長年に渡るお仕事を、無事勤めあげられましたことをお祝い申し上げます。

○○さんのお話は、とても勉強になることばかりでした。

健康に留意され、これからの人生も多いに楽しまれてください!

○○さん、今まで本当にお世話になりました。

公私に渡りひとかたならぬご厚情を賜りましたこと厚く御礼申し上げます。

ご退職後も、ますますのご健勝を心よりお祈り申し上げます。

長い間、本当にお世話になりました。

お近くにいらした際は、ぜひお顔を見せにきてください!

お元気でこの日を迎えられましたことを、心よりお慶び申し上げます。

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