芳名帳と違って、かわいらしいデザインやユニークな仕様も多いゲストカード。真面目に記入した方が良いのか、新郎新婦を喜ばせるための遊び心も許されるのか、判断に迷うこともあるかもしれません。ここでは、ゲストカードの意味や、基本的な書き方についてご紹介します。
ゲストカードとはどんなもの?
ゲストカードは前もって書いておける芳名帳
結婚式や展覧会、イベントなどで、ゲストが名前と連絡先を記入する芳名帳を見たことがある人は多いのではないでしょうか。ゲストが多い場合は、芳名帳へ記入するために並ぶ列ができてしまい、なかなか手間取るものです。
一方でゲストカードは、あらかじめゲストに名前と連絡先を記入するカードを渡し、記入した上で結婚式へ持ってきて提出してもらう、いわば前もって書いておける芳名帳のようなものです。実際に、芳名カードと呼ばれることもあります。
メッセージを書き込め、写真を貼れるゲストカードも
芳名帳は基本的に、白紙にけい線が入っただけの帳面に名前と連絡先を書き込むものですが、ゲストカードにはさまざまなバリエーションがあるようです。
例えば、連絡先にEメールアドレスも含まれるものや、連絡先のほかにメッセージ欄が用意されているゲストカードは比較的よく見られます。
もちろん、メッセージ欄には心のこもったお祝いのひとことを添えるようにしましょう。カードに記入する際は、忌み言葉を使わない・暴露話を書かないといったマナーを守りましょう。
また、写真を貼れるゲストカードもあります。ただし、ゲスト自身が写真を用意して貼るのではなく、会場にインスタントカメラを用意して、その場で撮ったゲストの写真を貼ることが多いようです。
カジュアルな雰囲気でも名前や住所、電話番号は正しく記入して
ゲストカードはデザインに凝ったものも多く、筆や筆ペンで縦書きする芳名帳と比べるとカジュアルなものになっています。羽目を外しすぎるのは良くありませんが、新郎新婦と親しい間柄なら、イラストを描いたりデコレーションしたりしてお祝いするのも楽しいものです。
ただし、本来ゲストカードは芳名帳に代わるもので、記入された情報は新郎新婦からのお礼状や、季節のごあいさつなどにも使われます。住所・名前・電話番号などの基本的な項目は、ニックネームでふざけるようなことはせず、正しく読みやすいように記入しましょう。
最後に、書き忘れがないかチェックしたうえで、当日はゲストカードを持参することを忘れないように気を付けましょう。