出産祝いをいただいた時に「お返し(内祝い)はいらない」と言われることもあるでしょう。その場合、言葉通り内祝いを贈らなくてもよいのか、それでもやはり贈るべきか悩むところです。ここでは、どのように対応したらよいかを記します。
はじめに
出産祝いをいただいたら、出産の1ヶ月後を目安に内祝いを贈るのが一般的とされています。しかし中には「出産内祝いはいらない」と言われる場合もあります。配偶者と相談し、対応を決めるといいでしょう。
そもそも内祝いとは
内祝いも「お祝い」でした
今では「お祝いをいただいたお返し」として一般化されている内祝いですが、そもそもは幸せのおすそわけとして、おめでたいことがあった家庭が内輪にお祝いを配るという習慣から始まっています。その名の通り、もともとはお返しではなくお祝いだったのです。
「片祝い」は縁起が悪いという説も
地方によっては、お祝いをいただいてお返しをしないことを「片祝い」と呼び、縁起が悪いとするところもあるようです。必ずしもそれが出産祝いに関わってくるとは限りませんが、その地方の風習などを両親や親戚に聞いてみるといいでしょう。
配偶者と相談して対応を決めましょう
両親や親戚の場合
両親から出産内祝いをいらないと言われた場合は、素直に言葉に甘えるといいでしょう。ただし配偶者の両親の場合は、配偶者と相談してから決めること。出産後落ち着いて赤ちゃんの顔を見せにいく時に、出産内祝いの代わりになるお土産を持参してもいいでしょう。
また、親戚間は社交辞令の場合もあるので、配偶者はもちろん両親にも相談することがおすすめです。これからのお付き合いを円滑にするためにも、相手の性格などを把握するいい機会です。
職場や友人の場合
職場の同僚や友人の場合は、いらないと言われたのに出産内祝いを贈ることで相手が恐縮してしまうことも。これからの付き合いの中で、食事に招いたり相手の好みの小物をプレゼントするなど、さりげなく返していくといいでしょう。ただし上司の場合はどうしても気を遣ってしまうもの。できれば先輩や同僚などに相談して対応を決めるといいでしょう。
お礼状は必ず贈ろう
出産内祝いを贈らない場合も、お礼状だけは忘れずに贈るようにしましょう。お祝いしていただいたことに対する感謝の気持ちと、お祝いを気に入って使っていることを伝えれば、きっと相手も喜んでくれるでしょう。