喪中の場合、年賀状のやり取りは控えますが、これは年賀状が新年を祝うものであることからきています。では、暑中・残暑見舞いの場合はどうなるのでしょうか?
暑中・残暑見舞いは基本的に喪中でも出せる
暑中・残暑見舞いはお祝いではないので控えなくてもOK
暑中・残暑見舞いは気候の厳しさからお相手を思いやるあいさつ状。年賀状代わりにも出す寒中見舞いと同じものです。特にお祝いの意味はないので、喪中でも控えなくてよいとされています。
とはいえ、喪に服しているわけですから、あまり派手な絵柄や浮かれた文面は考えもの。落ち着いた絵柄と文面で、近況を伝え、お相手を思いやるのがおすすめです。
おめでたいことをお知らせする場合も、最後に「末筆ながら」と簡潔に書くようにします。
四十九日のうちは無理にやり取りしなくてもよい
ご不幸があってすぐの慌ただしいときは、暑中・残暑見舞いどころではないものです。自分の身内に不幸があった場合は無理に暑中・残暑見舞いを出さなくてもよいですし、お相手の身内にご不幸があった場合も、しばらく控えたほうが気を使わせずに済みます。
お相手から暑中・残暑見舞いをいただいた場合は、落ち着いたころを見計らって返信するようにしましょう。