暑中見舞いは、近況を伝えるためにもとても良い機会ですので、ビジネスのお相手や親戚だけでなく、学校の先生・恩師にもぜひ差し上げたいものです。ここでご紹介する文例を参考に、気持ちの伝わる書き方を工夫してみてください。
学校の先生への暑中見舞い
あいさつ文はお子さん本人に書かせて
学校の先生への暑中見舞いは、親御さんよりもお子さんの名前で出す方が先生も気を使わずに受け取れます。できれば文面もお子さん本人に書かせて、親御さんはなるべく手を出さないのが良いでしょう。幼いお子さんなら、宛名や差出人欄を書いてあげる程度のお手伝いをするか、あいさつ文を書くにしてもひとこと程度にとどめておくのがスマートです。
「暑中お見舞い申し上げます」のあいさつのあとに近況を
暑中見舞いの定番のあいさつだけは押さえるべきですが、ほかは自由にして夏休みの過ごし方といった近況を書かせましょう。お子さんのことをよく知っている先生へのごあいさつですので、多少稚拙なところがあっても大丈夫です。はがきや手紙に親しませるためにも、本人の言葉で書くのが重要です。
親御さんからは日頃のお礼とお子さんの様子を
お子さんにあいさつ文を書かせたうえで、親御さんからひとこと添えるなら「いつも(お子さんの名前)がお世話になっています」といった日頃のお礼を述べ、「プールが楽しいようで、ビート板を使ってバタ足ができるようになりました」「寝坊を心配していましたが、毎朝楽しくラジオ体操へ行っています」というように、お子さんの夏休みの様子を伝えてみましょう。
お世話になった恩師への暑中見舞い
言葉選び、気遣い……成長の様子を伝えられるように
学び舎から送り出したあとも、恩師は教え子たちが元気で充実した毎日を送っているか気にかけているものです。暑中見舞いを送るのであれば、大人らしい落ち着いた言葉選びや恩師を気遣う内容で成長した様子を伝えて安心させたいものです。無理に背伸びする必要はありませんが、少しだけフォーマルな内容を意識してみましょう。