内祝いはもともと、良いことがあったので幸せをおすそ分けするという意味があるので、お渡しするタイミングも重要です。配送・宅配は内祝いを届けたい方へよいタイミングでお渡しできてとても便利ですが、直接お顔を拝見できない分、マナーはしっかりおさえておきましょう。
内祝いを配送・宅配する場合のメリット
内祝いを配送・宅配するメリットは非常に多く、例えば希望日にお届けすることができる、重たいものでも贈りやすいといったメリットがあります。
また、遠方に住んでいる贈り先さまにも贈ることができるため、手渡しよりも準備の手間や時間を抑えられるのもメリットです。
配送・宅配は失礼にあたらないの?
結論から申し上げると、配送・宅配は失礼にはあたりません。手渡しの場合はお礼の言葉を直接お伝えできますが、配送・宅配にもさまざまな利点があります。
例えば配送・宅配なら手渡しのための時間をとっていただかずにすみますし、手渡しのために遠方へ出向くとかえって恐縮させてしまいかねません。また、配送・宅配は希望日に届けてくれる手段といえるでしょう。
関連記事
郵送のタイミングは?
結婚内祝い(式を挙げない・招待しない場合)、出産内祝い、入園・入学・進学内祝い、新築内祝い、快気祝いなど、内祝いにはさまざまな種類があります。それぞれのタイミングについてご紹介します。
用途 | タイミング |
---|---|
結婚内祝い (式を挙げない・招待しない場合) |
入籍や結婚式の1カ月後 |
出産内祝い | 生後1カ月から2カ月 |
入園・入学・進学祝い | 入学式後1カ月以内 |
新築内祝い・引越し内祝い | 転居してから1カ月から2カ月 |
病気・ケガのお見舞い (退院・完治した場合) |
退院後10日から~1カ月後 (自宅療養の場合は起きられるようになってから) |
配送・宅配で送る前に贈り先さまの都合を確認
また、長く出張に出ている、日中は不在がちなど、先様にもそれぞれご事情があります。配達時間を調整する必要がある生モノは避けるなど、分かる範囲で配慮するようにしましょう。
たとえば、ゆうパックには日時指定便がありますので、贈り先さまが都合のよい日を電話やメールなどで確認してから発送するようにしましょう。
配送・宅配費を抑えるポイント
配送・宅配費をできるだけ抑えるためには、送料無料の通販会社や百貨店を利用するのがよいでしょう。一定額以上の購入で送料無料になるお店であれば、内祝いをまとめて購入してしまうのも一つの手です。
どんな商品をお贈りするか、どの会社を利用するかで配送・宅配費は変わってきます。事前に調べておきましょう。
配送・宅配時の宛名・差出人名は?
配送・宅配時の宛名は、相手が夫婦だった場合、連名で書いて問題ありません。1名分の名前しか書けない場合は、世帯主の名前を書きましょう。
差出人名については、子どもへのお祝いに対する内祝いの場合、自分たちの名前を差出人名にします。結婚の内祝いの場合、夫婦二人の名前を連名で書きましょう。
宛名の時と同じく、差出人の名前を一人分しか書けない場合は世帯主の名前を書きましょう。
のしは必要?
お土産やプチギフトといった気軽なプレゼントとは異なり、内祝いは日本の慣習がベースになっています。そのため親しい間柄であっても、のしや包装をしないのはNGです。
デパートやギフトショップなら何のための贈り物かを伝えれば、正しいのしを選んでくれます。インターネットの通販で購入する場合は、のしがつけられるお店を選ぶようにしてください。
のしには包装された品物の上にかける「外のし」と、包装紙の内側にかける「内のし」の2種類があります。配送・宅配する場合には、配送中に傷がつかないように内のしが良いとされています。
内のしは主に内祝いで用いられています。内祝いは「自分に祝い事があったのでお裾分けします」という意味があり、控えめな印象の内のしがよく使われています。
たとえば、慶事や弔事などのギフトを宅配便で贈るときや、出産祝いのお返しに贈る「内祝い」などは、内のしで贈るとよいでしょう。
カードやあいさつ状は必ず添えて
内祝いの手配で忘れがちなのが、贈り物に添えるカードやあいさつ状です。内祝いをお贈りするシチュエーションは人生の大きなイベント時が多いためか、バタバタと準備するなかで省略してしまう方が少なからずいるようです。
しかし、カードやあいさつ状は何のための贈り物なのか、何に感謝したのかをお伝えするツールです。品物だけでは不十分です。内祝いの数が多い、手書きが苦手、そういう場合は印刷でも構いませんので、カードやあいさつ状は必ず添えるようにしましょう。
下記は出産内祝いに関するアンケートです。贈り先さまに失礼なこととして、カードやあいさつ状がなかったという意見がワーストランキングの2位になっています。そのほかのマナー違反についても一度目を通しておくと良いですよ。
内祝いに悩んだらカタログギフトがおすすめ
何を贈ろうか悩んでいる方におすすめなのが「カタログギフト」です。カタログギフトはさまざまなギフトを網羅した総合タイプのカタログギフトや、ジャンルに特化したカタログギフトなどさまざまな種類があります。
贈り先さまの好みに応じたカタログギフトを選ぶことで、贈り先さまのために選んだという特別感を伝えられるでしょう。
少し味気ない方にはギフトセットもおすすめ
また、カタログギフトのみだと、少し味気ないと感じる方もいらっしゃる方も多いかと思います。そのような時に最適なのはカタログギフト+お菓子などのギフトが付いた「ギフトセット」もおすすめです。
お相手の好みが分からない時などにも最適でしょう。