部下へのプレゼントに限らず、ギフト選びのポイントはお相手のことを考えることに尽きます。どのようなプレゼントも無碍(むげ)にできない部下から見れば、部下に気を使わせず、それでいて気の利いたプレゼントが用意できる上司は、ありがたいだけでなくスマートに見えるはず。さっそく、具体的に見ていきましょう。
モノのプレゼントは気を使わせないように
部下に気を使わせないプレゼントは難しい!
部下にとって上司にいただいたものは、たとえ趣味に合わなかったり、使いづらかったりしても大切に使わなければならない、ある意味重たいアイテムです。雑貨や衣類など、あとに残るアイテムを贈るのはよほど親しい部下で、欲しいものがはっきりわかっている場合に限った方が気を使わせないで済みます。
ここで部下本人の好みを無視して“上司のおすすめ”を贈るのは、部下との間に見えない壁ができるきっかけになりかねません。
食品や食事券、ギフトカードなどが無難
部下が気兼ねなく受け取れるプレゼントとしては、お菓子類の食品や、ハンドクリーム・入浴剤といったあとに残らないお品をはじめ、職場で使える文具や雑貨、コーヒー、音楽をダウンロード購入できるギフトカードなどがおすすめ。食事券や映画のギフト券なら、誰かと出かけられるようにペアで用意してあげましょう。
みんなでお祝いするタイミングを作ってあげる
サプライズでケーキの差し入れ!ランチをごちそうしても◎
職場のみんなでお祝いするタイミングを作ってあげるのは、上司ならではともいえる誕生日プレゼント。外出のついでに部署全員分のケーキを買ってきて差し入れしたり、その日のランチの店を部下に選んでもらい、部署全員にごちそうしてあげたりするとよいでしょう。
もちろん、誕生日を迎えた部下だけにおごって、あとは割り勘にしたりするのでは興ざめ。ランチが無理ならケーキだけでも、全員にごちそうしましょう。そうすることで、みんなにお祝いムードが生まれて雰囲気もよくなるはずです。ちなみに、ケーキはホールのバースデーケーキではなく、切りわけなくても食べられるものを選ぶのも、気を使わせないコツです。