結婚15周年ともなれば、夫婦の間には阿吽(あうん)の呼吸ともいえる揺るがない信頼関係が育ってくるころ。「水晶婚式」にも、やはり重ねてきた年月を思わせるすてきな意味があります。さっそく、水晶婚式の由来について見ていきましょう。
透明な水晶は“曇りのない信頼関係”の象徴
水晶、そして水晶婚の意味とは
水晶(クォーツ、クリスタル)は、二酸化ケイ素が結晶してできた鉱物“石英”の中で、無色透明のものを指します。同じ二酸化ケイ素の結晶でも、結晶する過程で不純物が混じらなかったもののみが無色透明となることから、水晶は結婚15周年を迎えた夫婦の、クリアで曇りのない信頼関係の象徴とされているのです。
15年続いた“○○婚式”も以降は5年ごとに
夫婦が結婚以来過ごしてきた年数を祝う“○○婚式”ですが、結婚1年目は紙婚式、2年目は綿婚式…のように毎年名前がつけられているのは、実は15年目の水晶婚式まで。以降は、20年目の磁器婚式、25年目の銀婚式と、5年ごとに名前がつけられています。
水晶婚式の記念品はやはり「水晶」
水晶を贈るなら“無色透明”にこだわって
水晶婚式の記念にパートナーへ贈り物をするなら、やはり水晶のアイテムを選びたいところ。ここでポイントになるのが、先ほど紹介した“不純物が混じらなかったもののみが無色透明となる”という水晶の特徴です。つまり、紫水晶(アメジスト)や、紅水晶(ローズクォーツ)、黄水晶(シトリン)など色のついた水晶は、“水晶”と名づけられていても、水晶婚の由来にそぐわないのです。せっかくの記念品ですから、ここはぜひ“無色透明”の水晶を選びたいところです。
水晶の記念アイテムはアクセサリー、置物が定番
水晶を使ったアイテムでは、ネックレスやペンダント、夫婦おそろいで身につけやすいブレスレットのようなアクセサリーが人気です。アクセサリーを付けない方なら、動物や花、龍や神様などの縁起物をモチーフにした置物もおすすめ。また、加工されていない水晶の結晶そのものも六角柱型で美しいことから、お守り代わりにおそろいで身につけるというご夫婦もいるようです。