父の日や母の日、敬老の日に対して、比較的新しい記念日である「孫の日」。経済活性化のための記念日かと思いきや、これが孫とおじいちゃん、おばあちゃん、ひいては家族の絆をより深めるのにも一役買っている記念日なのです。
敬老の日の1か月後・・・10月第3日曜日は「孫の日」
いわば「敬老の日」のホワイトデー?
「孫の日(まごの日)」は、1999年に日本百貨店協会が制定したもので、9月第3月曜日の「敬老の日」から約1か月後、10月第3日曜日とされています。1か月違いの対になる記念日といえば、すぐに思い浮かぶのが毎年2月14日のバレンタインデーと、3月14日のホワイトデー。では孫の日は、敬老の日に対するホワイトデーのようなもの・・・なのでしょうか?
単に敬老の日のお返しをする日ではない
ホワイトデーは、バレンタインデーの贈り物のお返しとして、男性から女性へキャンディーといった贈り物を贈る日として知られています。一方、孫の日の意義には諸説あるものの、おおむね、お孫さんと、おじいちゃん、おばあちゃんがコミュニケーションを深める日とされています。このとおり、特にプレゼントを贈るような慣習はないのですが、かわいい孫を喜ばせようとおもちゃを贈るおじいちゃん、おばあちゃんも少なくないようです。
孫との記念日は多いほどうれしいもの
最近は孫の日にあわせて、おじいちゃん、おばあちゃんとお孫さんのためのイベントやキャンペーンを行う商業施設やテーマパークなども増えてきました。プレゼントや敬老の日のお返しというだけでなく、本来の“コミュニケーションを深める”きっかけとして、孫の日が浸透しつつあるといえそうです。
誕生日、クリスマス、こどもの日に節句・・・何度でも顔を合わせて祝ってあげたいおじいちゃん、おばあちゃんにとっては、孫の日も大歓迎のはず。お孫さん自身も、甘えられる機会が増えるのはうれしいものですよね。ぜひ「孫の日」を、家族の思い出を作るきっかけにしてほしいものです。