お彼岸とは? 2024年春のお彼岸と秋のお彼岸の日程や、親戚同士でも心得ておくべきマナーや手土産の相場

この世とあの世が近くなる特別な期間とされている「お彼岸」。春分と秋分の日を起点とし、前後3日をあわせたそれぞれ一週間の期間を指す言葉です。

また、お彼岸にすべき「お墓参り」についての基本的なマナーや、お供え物の相場なども詳しく解説していきます。

お彼岸の手土産の品を見ながら「相場は3〜5000円くらいです」と言うギフトコンシェルジュさん

2024年のお彼岸はいつ?

冒頭で述べたとおり、春のお彼岸は「春分の日」を中日とし、秋のお彼岸は「秋分の日」を中日とします。国民の祝日となっている「春分の日」と「秋分の日」は、毎年2月の閣議で翌年の日程が決められています。 そのため、お彼岸の期間は年ごとに異なるのです

2024年(令和6年)春・秋のお彼岸日程は、下記のとおりです。

2024年(令和6年)春のお彼岸日程

2024年(令和6年)春のお彼岸は、3月17日(日)から3月23日(土)までの7日間です。

  • 彼岸入り→3月17日(日)
  • 中日(春分の日)→3月20日(水)
  • 彼岸明け→3月23日(土)

2024年(令和6年)秋のお彼岸日程

2024年(令和6年)秋のお彼岸は、9月19日(木)から9月25日(水)までの7日間です。

  • 彼岸入り→9月19日(木)
  • 中日(春分の日)→9月22日(日)
  • 彼岸明け→9月25日(水)

お彼岸とは?

続いて、お彼岸の意味や成り立ち、お彼岸にお墓参りをする理由について解説します。

お彼岸の意味

お彼岸は、悟りの世界へ辿り着くという意味になります。彼岸は「向こう岸」や「仏の住むお浄土の世界」のことを指します。お彼岸の行事が生まれたのは、「日願(ひがん)」と呼ばれる信仰と、「お彼岸の時期に仏教修行をおこなうことで、悟りの境地=浄土の世界へ行ける」という思想が結びついたからと言われています。日願とは、作物を育てる太陽と私達を守る祖先神へ感謝することを基本とした信仰のことです。

お彼岸とお盆の違い

お彼岸とお盆の大きな違いは「期間」です。先述したとおり、お彼岸は春分の日・秋分の日を中日としますが、お盆は8月13日~16日の4日間に渡って行うのが一般的です。

お彼岸にお墓参りをする理由

お彼岸にお墓参りをする理由は、春分の日と秋分の日が現世と極楽浄土が最も近くなると考えられているからです。

お彼岸はご先祖様を供養することを目的としています。ご先祖様と最も通じやすくなる期間にお墓参りをしているのです。

お彼岸とお盆のお墓参りの違い

お彼岸とお盆の共通点は、どちらもお墓参りをすることです。ただし、お墓参りの厳密な目的は異なります。お彼岸の場合は、自分自身が悟りの境地であるお彼岸へ到達するために修行するという意味もあります。

お盆の場合は、ご先祖様を迎え火でお迎えし、供養した後に送り火を焚いてまたあの世へ送り出します。

なお「迎え火」とは、お盆に自宅へ帰るとされる先祖の霊を迎え入れるため、玄関先や庭で焚かれる火のことです。

お彼岸にすることは?

【事前準備】仏壇・仏具の掃除

お彼岸という特別な時期だからこそ、普段はなかなか手が回らない仏壇・仏具の掃除をしっかりおこないたいものです。お彼岸当日はバタバタしてしまいがちなので、余裕を持って事前に済ませておくと安心ですね。

【その1】お墓の掃除・お墓参り

お参りの前に、お墓をきれいに掃除しましょう。タオルや雑巾、軍手、ゴミ袋など掃除用具を持参して、お墓をきれいに整えます。一緒に数珠、手桶、柄杓やライターといったお参りの道具や、お線香などのお供え物も準備しておきましょう。

きれいになったお墓に向かって合掌・礼拝し、静かにお参りをします。とくにお子様と一緒にお墓参りができると、ご先祖様を敬う気持ちを通して、人を大切にする気持ちを伝えられるでしょう。可能であれば、家族揃ってお墓参りに行けるとよいですね。

お彼岸の期間中であれば、いつお墓参りに行っても問題はありませんが、極楽浄土と現世が最も近くなる中日である春分・秋分の日を目安に行くのがよいとされています。お墓の開園時間などを確認し、午前中〜午後の日中にお参りするのがよいでしょう。

【その2】仏壇へのお参り・お供え

お墓参りだけでなく、自宅の仏壇にも忘れずにお参りをしましょう。ご先祖様への日頃の感謝の気持ちを込めて、お墓参りと同じようにお供えをするのも忘れずに。

【その3】他家へのお参り・お供え(手土産)

地域によっては、お墓参りやお仏壇参りを兼ねて他家に訪問する風習があるケースも。その場合は手ぶらで伺うのではなく、手土産としてお供えも一緒に持って行くのが基本です。

進物線香や菓子折りなど、日持ちする消えものが定番とされていますが、デパートなどで販売されている果物の籠盛や、場合によっては現金(香典)をお包みするケースもあります。身近な方に確認をしておくとよいでしょう。

【その4】彼岸会(法要)に参加

お彼岸の期間になると、寺院主催の「彼岸会(ひがんえ)」と呼ばれるご先祖様の供養法要が執り行われる場合があります。また、地域やお寺によっては、自宅に僧侶をお招きして個別法要を行う場合もあるようです。

 

お花は、トゲや毒がある、香りが強いものは避け、仏花や故人様がお好きなお花をお供えしましょう。

コンシェルジュさん

手土産とその相場とマナー

お彼岸にふさわしいお供え物

手土産として、お彼岸のお供え物を持っていかれる場合が多いと思います。
お供え物にふさわしいものは、以下のものが一般的です。

  • ぼた餅(春のお彼岸の場合)
  • おはぎ(秋の彼岸の場合)
  • 故人が好きだった食べ物やお酒
  • 果物
  • 菓子折り
  • お花(白や淡い色のもの)
  • 線香やろうそく

相場の金額と、掛紙・不祝儀袋のマナー

金額の相場は3,000〜5,000円が一般的です。
また、お供え物には掛紙の水引が黒白・または双銀、地域によっては黄白の結び切りを選びます。表書きを「御供」、忌明け前であれば「御霊前」、忌明け後であれば「御仏前」などの言葉を添えるとよいでしょう。

お金をお供えとしてお渡ししても大丈夫です。
お金の場合でも、金額の相場は3,000〜5,000円が一般的です。白黒か双銀の結び切りの不祝儀袋に、表書きを「御仏前」「御佛前」「御供物料」と書いてお渡しします。

不安な場合は、身近な方に確認を

一般的には以上の通りですが、地域やお家によって習慣は異なります。不安な場合は、お伺いする家庭に近しい家の方にそれとなく聞いてみるのが無難でしょう。

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