2016年の敬老の日は9月19日(月)。敬老の日は、長年にわたって社会に尽くしてくれたおじいちゃん、おばあちゃんへの感謝の気持ちを込めて、長寿を祝う日です。おじいちゃん、おばあちゃんに喜んでもらえるプレゼントを贈りたいものですが、どんなものを贈れば喜んでもらえるのでしょう? 今回は、おじいちゃん、おばあちゃんたち、それぞれに聞いた「もらってうれしいプレゼントランキング」と、プレゼントの相場、もらって困ったプレゼントなどをご紹介します。
※敬老の日のプレゼントをもらった60代・70代の男女400名にインターネット調査(調査期間:2016年7月7日~7月10日)
おじいちゃんに聞いた、もらってうれしいプレゼントランキング
まずは、おじいちゃんたちがもらって「うれしい!」と思っている敬老の日のプレゼントについて見てみましょう。
2位以下に大きく差をつけて「お酒」が1位となりました。
約4人に1人のおじいちゃんたちが、もらってうれしいお酒。普段愛飲している銘柄もよいですが、せっかくの贈り物なので、いつものお酒よりもワンランク上の銘柄を選んでみるのもよいかもしれません。
また、昨年の調査結果と比べてみると、1位~4位まで「お酒」、「洋服や装飾品」、「商品券・ビール券などの金券」、「和菓子」と、順位は昨年と変わらずでした。このことから、これらのアイテムが、おじいちゃんが喜ぶ敬老の日のプレゼントの定番だといえそうです。
注目すべきは5位にランクインした「食事券」。昨年調査の9位から大きく順位を上げています。人気上昇中のプレゼントとして注目してみてはいかがでしょうか。
おばあちゃんに聞いた、もらってうれしいプレゼントランキング
一方、おばあちゃんのランキングの1位は「花」。昨年・今年とおじいちゃんに一番人気の「お酒」は、おばあちゃんでは昨年は10位ですが、今年は10位圏外という結果に。
花束はもちろんですが、最近では、手入れが簡単で美しい姿を長く楽しむことができるプリザーブドフラワーが人気になっていますので、お花屋さんでチェックしてみてはいかがでしょうか。
また、1位「花」、2位「その他」、3位「洋服や装飾品」、4位「和菓子」、5位「洋菓子」までの1位~5位が昨年と同じ順位になっていて、おじいちゃんのランキングと同じく、定番化の傾向が見られました。
「花」と「洋服」、「花」と「スイーツ」など、人気の品を組み合わせて贈るのも賢い手段なのではないでしょうか。
喜びを贈るワンポイントアドバイス
今年の調査で、おじいちゃんでは7位、おばあちゃんでは2位に入っている「その他」については、「孫からの手紙や似顔絵」、「家族との食事」という声が多くありました。家族の温かさを感じ、触れ合うことがうれしいというのが、おじいちゃん、おばあちゃんたちの本音のようです。お祝いをする際には、直接会ってお祝いする、プレゼントに心を込めたメッセージを添えるなどして差し上げれば、きっとおじいちゃん、おばあちゃんの喜びもひとしおなはずです。
敬老の日に贈るプレゼントの相場を調査! いくらぐらいのプレゼントをもらったの?
気になる敬老の日のプレゼントの相場について、おじいちゃん、おばあちゃんたちに、「いくらぐらいのものをもらったか?」をもらった人別にお聞きしました。
お孫さんからもらう場合以外は、「3千円~5千円くらい」のプレゼントを贈っている方が多いことがわかります。
「2万円~3万円」から極端に少なくなっていますので、敬老の日のプレゼントの相場は、3千円~2万円程度だといえそうです。
あまり安価なものを贈るのも失礼ですが、逆に目上の方への贈り物だからといって、高価すぎるものを贈ると、逆に気を遣わせてしまうこともあるようですので、ここで調査した相場は参考に、普段のおじいちゃん、おばあちゃんとのお付き合いなども考えて、無理のない予算で考えればよいでしょう。
もらって困った敬老の日のプレゼントってある?
おじいちゃん、おばあちゃんに「もらって困った敬老の日のプレゼント」についてお聞きしたところ、約8割である79%の方が「困ったものはない」と答え、「どんなものでも贈ってくれる気持ちがうれしい」というおじいちゃん、おばあちゃんの気持ちを垣間見ることができました。
ここでは、少数派ながらも「敬老の日のプレゼントでもらって困ったものがある」と答えた方々の声をご紹介します。
贈ろうと考えているプレゼントが、下記に該当していないか、外さないプレゼント選びのためにも、ぜひチェックしてみてください。
1位 嗜好に合わない食べもの 33.3%
2位 趣味が合わない雑貨や服飾品 29.8%
3位 すでに事足りているもの 25.0%
4位 賞味期限が短い食べ物 16.7%
5位 量が多すぎるもの 13.1%
5位 収納や保存にスペースをとるもの 13.1%
※複数回答
いつから敬老の日を祝ってもらっている?
最後に、これは「贈る側」の方からのお悩みでよく伺うのが、ご自分や配偶者のお父さんお母さんに、「敬老の日のプレゼントっていつから贈るのが自然なのか…?」という声。
確かに「敬老の日」に贈り物をするということは、その方を「おじいちゃん」「おばあちゃん」と思っていますという意味でもあるので「オレは(私は)、年寄じゃない!」なんて不愉快な思いをさせてしまったら困りますよね。
そこで、おじいちゃん、おばあちゃんたちが、いつから敬老の日を祝ってもらっているかについて聞いてみました。お悩みの方は参考にしてみてはいかがでしょうか?
子どもの結婚をきっかけに 19.5%
孫が生まれたのをきっかけに 17.0%
定年退職をきっかけに 17.3%
還暦をきっかけに 30.8%
古希をきっかけに 10%
喜寿をきっかけに 2.5%
その他 3%
調査実施:ギフト総合研究所