「出産おめでとう」そんなメッセージと共に、たくさん届いた出産祝い。そして出産にあたっては、たくさん周囲の方々にもお世話になったことでしょう。「ありがとう」という相手への気持ちは、出産内祝いという形で届けます。大事な贈り物ですが、あまりいつまでも悩んでいては、いつしか時間が経ち「あの人は内祝いを贈ってこないんだな」と思われてしまうかもしれません。決めきれない時のためにまずは“定番”を押さえておきましょう。
「食品」や「実用品」、「カタログギフト」が定番
お菓子や紅茶が定番、ママ友にはタオルやキッチングッズも
どなた宛の出産内祝いでもOKの定番アイテムと言えば、日持ちのするお菓子や紅茶類の詰め合わせといった食品類。ベビーグッズを思わせるような、可愛いあしらいのお菓子や角砂糖なども人気です。ママ友同士であれば、お子さんのいるお宅ではいくらあってもうれしいタオルや、便利な保存容器なども喜ばれるでしょう。
ご両親・祖父母様には「量より質」をポイントに
ご夫婦だけや、お1人暮らしでも使い切れる量で、その分、質にこだわったものをお贈りするのがポイントです。保存の利く瓶詰めのお総菜や海産物、普段使いよりも少し上質な調味料、お酒を召し上がる方であれば珍しいお酒なども良いでしょう。
カタログギフトならどなたにも合わせられる
お相手の好みや欲しいものが分からない、お相手に合わせて贈り分けをする余裕がない……といった時は、カタログギフトを利用するのもおすすめです。味気ない贈り物になりそうで心配なら、後日どんなものを選んだか聞いてみるなど、アフターフォローに気を配りましょう。ご両親や祖父母様なら、一緒にカタログから選ぶ時間を作ってみてはいかがでしょうか。
記念だとがんばりすぎず「お相手ありきの贈り方」を
名入れギフトは後で困らない「食品」が定番
お子さんの名前を覚えてもらうために、内祝の品に名前を入れる「名入れギフト」も定番のひとつ。ただ、よその子どもの名前が入ったタオルや食器はなかなか使いにくいものです。名入れをするなら、後に残らないものを選んでおくのが無難でしょう。実際、名入れギフトの主流もお菓子やお米などの食品がほとんどです。
まずは「適切な時期・値段で内祝いを贈る」のが重要
出産は一生モノの大イベント。お子さんのためにも、記念に残る良い内祝いを…とがんばりたくなる気持ちも分かります。でも、忘れた頃にお子さんの名前や写真が満載の内祝いが贈られてきたのでは「名入れや写真のためにこんなに時間がかかったの?」と呆れられてしまいます。また高価すぎる内祝いも、出産祝いに込められた「物入りな出産前後に役立ててほしい」という気持ちを無駄にしかねないもの。まずはおつきあいのことを考えて、適切な時期・値段で内祝いを用意することが重要と言えるでしょう。