初節句はお子さんの大切な行事。雛人形の飾り方など、しきたり通りの行事もありますが、それに負けず劣らず「記念に残したい」というご家族のお気持ちからのイベントが目立つようです。
桃の節句の行事はどんなものがある?
雛人形を「立春以降の縁起がいい日」に飾る
桃の節句は別名「雛祭り」とも言いますから、なにしろ雛人形を飾るのが大事なイベント。いつでも良いわけではなく、暦の立春の日か、その後の大安、友引など縁起が良く、お天気のいい日を選んで飾るようにします。
祝い膳は「ちらし寿司」「蛤のお吸い物」などが一般的
初節句は大きな節目ですから、双方の祖父母や親戚を招いてお祝いの宴席を開くのも一般的。祝い膳には、菱餅やひなあられに加えて、貞操と夫婦和合の象徴である「蛤のお吸い物」を用意します。また、特に桃の節句に関するいわれはないですが、れんこんなどの縁起物が入った「ちらし寿司」も定番です。
「家族で記念撮影」や「神社で祝詞をあげてもらう」ことも
大事なお祝いの記念に、また、無事に初節句を迎えた姿を残しておこうと、写真館などで家族そろって記念撮影をするのも人気です。また、今後の健やかな成長を願って神社で祝詞をあげてもらうこともあります。
初節句のお祝いをあげるなら……
祖父母からは「雛人形やお祝い金」、親戚からは「お祝い金とお祝い品」
雛人形は、古来「女の子の初節句前に母方の祖父母が買い与えるもの」と言われてきました。ただ最近では、双方の祖父母が費用を分担・折半したり、ご両親が飾るスペースに合わせて人形を選べるよう、祖父母からは「お祝い金」として渡すといったケースも見られます。ご両親の兄弟や親戚からは、5,000円~10,000円程度のお祝い金と併せてお子さんへのギフトを贈るのが一般的。ご両親の友人や仕事関係であれば、3,000~5,000円のお祝い金を贈ることが多いようです。
ギフトはおもちゃや衣類、選べるカタログギフトなどが人気
お子さんのためのお祝いギフトで人気なのが、“少し先まで使える”対象年齢がやや高めのおもちゃや、少し大きめの衣類など。また、お子さんに何が必要かはご両親が一番よく知っている……ということで、ベビー&キッズアイテムを集めたカタログギフトなども人気があるようです。