結婚式での「食器の引出物」は定番だけに種類も多く、どなたにも喜ばれるようにと考えるとなかなか選びきれないもの。食器の引出物の選び方や、注意しておきたいポイントを見ていきましょう。
食器ギフトのセレクトポイント「ブランド」「実用性」「産地」
「ブランド食器」は使い道も多彩で選びやすい
ウェッジウッドやリチャードジノリ、マイセンなどブランド品の食器は引出物の鉄板です。“普段使いより上質なもの”であることによって、数が多ければ来客時のおもてなしに、1~2セットなら自分1人や夫婦でちょっとぜいたくな気分を味わいたい時に……と、使い道も広がります。
デザインと実用性を兼ねた「保存食器」も
最近は、デザイン性の高い陶器にレンジOKのフタが付いたものなど「食器と保存容器を兼ねる」器が増えてきています。常備菜を冷蔵庫からそのまま食卓に出せたり、お惣菜をラップなしであたためてそのまま食べられたりと、ファミリーにも独身の方にも便利なアイテムです。
「故郷や地元の名産」で新郎新婦の人となりをアピール!
おふたりの故郷や地元に焼き物などの名産があれば、その食器を選んでお贈りするのもおすすめです。地元以外のゲストやパートナーの親戚に、例えば「有田焼=佐賀出身」、「常滑焼=愛知出身」といった風に覚えていただけるきっかけにもなります。
気をつけて! 食器ギフトの注意点
「1人暮らしだから1人分」は危険な判断
独身や1人暮らしのゲストに「1人分」の食器。一見気が利いているようですが、お相手によっては「1つしか要らない(ずっと独身、1人暮らし)ってこと?」と皮肉に取られかねません。また、ペアはペアで、当てつけだと思われてしまうことも……。心配な場合は、プレートなど数が気にならないアイテムに替えることも考えてみましょう。
持ち帰りに困る引出物にならないように
食器といえば、陶器やガラス、金属など、比較的重い素材を使っていることが多いもの。車で来場するゲストが多い場合は特に問題ありませんが、都心近郊の会場など「引出物を持ったまま歩く、バスや電車に乗る」ゲストが多い場合は、持ち帰りにも配慮したいところです。
こういったことから最近は、食器に限らず引出物を後日ゲスト宅へ配送するケースも増えています。当日は司会の方に「引出物はご自宅へお届けします」と伝えてもらうか、同様のお知らせを含む目録を用意しておくと、ゲストにも安心していただけるでしょう。