新年に向けておせち料理を準備する季節になってきました。伝統的なおせちから、イタリアン、フレンチなどの洋風おせちなど、毎年さまざまなおせち料理が登場していますが、どんなおせちが人気なのでしょうか。
昨今では、おせちを通販やお取り寄せで購入する方も多く、ご自宅用だけでなく、近しい方にお贈りするケースも多くなっています。この記事では、人気おせちランキングやご自宅用・贈答用、それぞれのおせちについての調査結果をご紹介します。新年のお祝いにぴったりなおせち料理を探してみてはいかがでしょうか。
※昨年おせちをもらった方または贈った方・男女400名にインターネット調査。
※調査期間:2024年1月30日〜2月2日。
もらってうれしいのはどんなおせち? 人気おせちランキング
もらってうれしい! 人気おせちランキング ベスト10
1位 老舗・名店のおせち 51.3%
2位 豪華な食材で作った高級おせち 33.5%
3位 ポイント還元などのお得がある 22.0%
4位 イタリアンやフレンチなど、和風ではないおせち 19.0%
5位 数量限定の希少なおせち 18.5%
6位 ランキングで上位の人気おせち 15.8%
7位 贈り主の手づくりおせち 15.0%
8位 百貨店がイチ押しのおすすめおせち 14.8%
8位 一品ずつパウチされているなど、日持ちを重視したおせち 14.8%
10位 生産者の顔が見える安心食材で作ったおせち 13.8%
※複数回答
「もらってうれしいのはどんなおせちですか?」とお聞きしたところ、ダントツ1位は「老舗・名店のおせち」でした。2018年のランキング以降、7年連続で1位を獲得している不動の人気おせちです。
2位は「豪華な食材で作った高級おせち」。新年のお祝いだからこそ、厳選された高級な食材を使用したものが喜ばれるようです。
3位は「ポイント還元などのお得があるおせち」。いただいたおせちにクーポンがついていたり、ポイント還元があるお得感のあるおせちも人気でした。
4位は「イタリアンやフレンチなど和風ではないおせち」。おせちは和食文化のひとつですが、最近ではイタリアンやフレンチのおせちも人気となっています。今年はちょっとテイストを変えてみても楽しいかもしれません。
5位は「数量限定の希少なおせち」でした。特別なイベントだからこそ、限定品の特別なおせちが喜ばれるようです。
8位には、「一品ずつパウチされているなど、日持ちを重視したおせち」がランクイン。食材を贈る際に懸念されるのが日持ちですが、パウチされたおせちであれば、もらうお相手も安心ですね。
ご自宅用に買いたいのはどんなおせち? 人気おせちランキング
自宅用に買いたい! 人気おせちランキング ベスト10
- 老舗・名店のおせち42.3%
- 豪華な食材で作った高級おせち27.0%
- ポイント還元などのお得があるおせち25.8%
- イタリアンやフレンチなど、和風ではないおせち21.5%
- ランキングで上位の人気おせち15.5%
- 百貨店がイチ押しのおすすめおせち15.5%
- 生産者の顔が見える安心食材で作ったおせち15.3%
- 数量限定の希少なおせち14.8%
- 子どもが喜ぶものがたくさん入ったおせち14.3%
- ミシュラン星付きレストランなど、有名シェフが作るおせち12.8%
複数回答
「ご自宅用に買うなら、どんなおせちを選びますか?」とお聞きしたところ、1位は「もらってうれしいおせちランキング(贈答用)」と同じく「老舗・名店のおせち」でした。老舗・名店のおせちは安定したおいしさがあると支持を得ているようです。
2〜4位も贈答用のランキングと同じ結果でしたが、こちらも3位には「ポイント還元などのお得があるおせち」、4位に「イタリアンやフレンチなど和風ではないおせち」がランクイン。近頃ではお正月クーポンや、福袋形式のおせちなど、お得があるおせちが人気なようです。
また、和風ではないおせちは「和風おせちはちょっとマンネリ化してきたかも」「いつもと違うおせちを味わいたい」という方に選ばれているようです。おせちのバリエーションも増えているので、選ぶ楽しみもありますね。
9位は、「子どもが喜ぶものがたくさん入ったおせち」。お子さまも一緒に食べることを考えると、お子さまのウケも外せないポイントのようです。
贈答用ランキングでは、「一品ずつパウチされているなど、日持ちを重視したおせち」がランクインしていたものの、意外にも自宅用に買いたいおせちではランク外の結果に。
おせちの種類も豊富になっていますので、ぜひ選ぶ際の参考にしてみてください。
贈答用・ご自宅用のおせち選びで重視しているポイント!
【贈答用】おせちの決め手
1位 おいしさ 40.3%
2位 価格 15.1%
3位 豪華さ 13.8%
4位 老舗・名店などのブランド感 7.9%
5位 品目の多さ 6.9%
【自宅用】おせちの決め手
1位 おいしさ 48.2%
2位 価格 16.15%
3位 品目の多さ 8.8%
4位 豪華さ 8.5%
5位 ボリューム 6.7%
アンケートでは、贈答用・ご自宅用のおせちの選び方の決め手についてもお聞きしました。それぞれどんなポイントで選ばれているのか見てみましょう。
贈答用・ご自宅用ともに圧倒的に多かった声は、「おいしさ」。新年のお祝いにふさわしく、おいしいものを選びたいと考える方が多いことがわかります。
贈答用のおせちの決め手をみてみると、2位「価格」、3位「豪華さ」、4位「老舗・名店などのブランド感」といったポイントが重視されていました。
一方、ご自宅用のおせちの決め手では、2位「価格」、3位「品目の多さ」、4位「豪華さ」、5位「ボリューム」の順に声が多くなっていました。
贈答用では豪華さやブランド感といった見映えや高級感を感じられるかがポイントになっているのに対し、ご自宅用では、品目の多さやボリュームがポイントになっていることがわかりますね。ご自宅用におせちを選ぶ際には、コストパフォーマンスの高さやボリューム感のあるおせちが選ばれる傾向があるようです。
リンベルでは、老舗・名店のブランドおせちから、品目の多いおせちなどバラエティ豊かにおせちを揃えています。それぞれのシーンに合わせたおせちが見つかるはずですので、ぜひチェックしてみてください。
おせちは誰に贈ってるの?
おせちはご家族に贈っているケースが多い!
おせちを贈った方は、誰におせちを贈りましたか?
- 両親27.5%
- 兄弟姉妹7.8%
- 息子・娘7.0%
- 友人・知人5.5%
- 祖父母5.5%
複数回答
「おせちをどんな方にお贈りしましたか?」とお聞きしたところ、最も多かったのは1位「ご両親」でした。次に多かったのは「兄妹姉妹」で、次に「息子・娘」という結果でした。
ご両親と一緒に食べるために贈る方、遠方に住んでいて一緒には食べられないけれど新年のお祝いに贈る方などさまざまなケースがあるようです。
この機会に感謝の気持ちを込めておせちを贈ってみるのもおすすめです。
おせちの予算を調査!
ご自宅・贈答用おせちの一人当たりの予算はどのくらい?
【自宅用おせち】一人当たりの予算
3,000円未満 13.5%
3,000~5,000円未満 31.0%
5,000円~10,000円未満 32.6%
10,000円以上 22.9%
【贈答用おせち】一人当たりの予算
3,000円未満 8.6%
3,000~5,000円未満 27.7%
5,000円~10,000円未満 37.7%
10,000円以上 26.0%
多くの方が気になるのがおせちの予算ではないでしょうか。アンケートで「一人当たりのおせちの予算はどれくらいですか」とお聞きした結果がこちらです。
ご自宅用おせちでは「5,000円〜10,000円未満」が最も多く、次に「3,000円〜5,000円未満」が多くなりました。ご自宅用のおせちでは、一人当たり3,000円〜10,000円が平均的な予算となっているようです。
贈答用のおせちもご自宅用おせちと同じく「5,000円〜10,000円未満」が最も多く、次に「3,000円〜5,000円未満」が多くなっています。ただし、「5,000円〜10,000円未満」が「3,000円〜5,000円未満」に10%以上の差をつけており、5,000円〜10,000円のものを選ぶ傾向がやや強いようです。
おせちの予算に迷った際には、参考にしてみてください。
喪中だとおせちは食べられない?
喪中にはおせち料理を控えた方がよい
喪中期間は基本的にお祝い事は避けるべきと考えられており、お正月のお祝いとして縁起物を食べるおせちも控えたほうがよいとされています。
特に、故人を偲ぶ期間の「忌中(きちゅう)」はおせちを食べない方がよいとされています。忌中には、仏教と神道で期間が異なりますが、仏教では故人が亡くなってから49日目に行われる四十九日法要が終わるまでの期間を指しています。神道における忌中は、50日目に行われる五十日祭までの期間となっています。
喪中・忌中の場合には、それぞれの地域にしきたりや考え方がありますので、マナーを把握した上でお正月を過ごしましょう。
喪中であってものおせちを食べたいと思う方は多い
喪中に縁起物のおせち料理を食べることは控えたほうがよいとされていますが、アンケートでは「喪中専用のおせちがあったら購入したい」という方が33.5%でした。
おせちを食べる機会は年に一度。喪中でも家族水入らずでおせちを楽しみたいという方も少なくないようです。
喪中専用おせちという新しい喪中のお正月の過ごし方
喪中におせちを食べるのはタブーとされていましたが、近年では喪中専用のおせちも作られています。喪中専用のおせちには、食材を過度に豪華にしすぎず、通常のおせちから縁起物の食材を除くといった工夫が施されています。
喪中だから今年のお正月はどう過ごそうかな? と迷われていた方は、喪中専用のおせちも選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか?
【おせち購入ガイド】冷凍おせち・冷蔵おせちの違いとは?
冷蔵おせちのメリット・デメリット
おせちには大きく分けて冷蔵と冷凍の2種類があります。それぞれメリット・デメリットがあるので見てみましょう。
冷蔵おせちは、生の状態でお届けされるため解凍する手間がなく、届いたらすぐに食べられるのが大きなメリット。作りたての鮮度を維持した真空パック商品も豊富です。作りたての味を堪能したい方、手間をかけずにすぐにお召し上がりになりたい方にはぴったりです。
ただし、冷蔵おせちは冷凍品と比較して消費期限が短く設定されているため、お取り寄せのスケジュールは調整しておく必要があります。また、冷蔵おせちは保存のために少し濃いめの味付けになる傾向があるというデメリットもあります。
商品によっても異なるため、詳細は各販売会社の情報をチェックしてみてください。
冷凍おせちのメリット・デメリット
冷凍おせちは、冷蔵と比べて消費期限が長く、全国に配送ができることからお取り寄せおせちでよく採用されています。盛り付けられた状態で冷凍されているおせちも多く、盛り付ける手間が省けるのはうれしいメリットです。
特に近年は急速冷凍をはじめ、冷凍技術が進歩しています。お刺身などの生ものを自然解凍してもドリップが出にくくなっていたりと、おいしさをそのままに冷凍した食品が数多くあります。
保存のために味を濃くする必要もないため、料理本来の味つけを楽しむことができるのもメリットです。
ただし、冷凍おせちには解凍が必要不可欠。解凍時には冷蔵庫を使用するため、冷蔵庫内に解凍用のスペースを確保しておく必要があります。
また、解凍には時間がかかるので、お召し上がりになる時間を計算して準備しなければなりません。
冷凍・冷蔵、それぞれの特長を活かし、ライフスタイルやお好みに合わせて選んでみてください。
【おせち購入ガイド】おせちの購入はお取り寄せ・通販がおすすめ!
お正月に欠かせないおせちですが、準備をするとなるとちょっと面倒に思う方も少なくないでしょう。百貨店やスーパー、飲食店で購入すると、予約から受け取りまで直接実店舗まで行かなければならなかったりと、手間がかかることも少なくありません。
そんな手間を軽減すべく、最近では、お取り寄せ・通販でおせちを販売するお店が増えています。
おせちを通販で購入する一番のメリットは、好みのおせちを手間をかけずに簡単に注文できる点!
忙しい年末年始に、楽におせちが準備できるのはうれしいですね。
お取り寄せ・通販のおせちでも、伝統的なおせちから、イタリアン、フレンチなどの洋風おせち、高級店や有名シェフが監修したオシャレなおせちまでバリエーションが豊富です。
手軽に本格的なおせちを囲んで、新年を過ごしてみてはいかがでしょうか。