一年の感謝の気持ちを込めて贈るお歳暮は、いわばお世話になった方々との絆を深めるギフト。だからこそ、自分が選んだお歳暮が本当に相手に喜ばれるものなのか、気にしている方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、実際にお歳暮を受け取った方々に、もらってうれしいお歳暮や、もらって困るお歳暮、お歳暮の相場について聞いてみました。ぜひ、お歳暮選びの参考にしてみてください。
お歳暮を受け取った方400名に聞いた もらってうれしいお歳暮ベスト10はコレ!
※昨年お歳暮を受け取った20代、30代、40代、50代、60代以上の男女各40名、計400名にインターネット調査
20代、30代、40代、50代、60代以上の計400名に「もらってうれしいお歳暮」について調査した「もらってうれしいお歳暮ベスト10」。
ベスト10内の8つは、お歳暮の定番となっているグルメギフトが占めましたが、1位に輝いたのは「商品券・ギフト券」。そして3位には「カタログギフト」がランクインしました。
この2つのギフトの共通点は、どちらも受け取った方が好きなものを選ぶことができる、ということ。例えば、好みに合わないグルメや賞味期限の短い生鮮食品をたくさんもらって困ってしまった…という経験はありませんか? そんな心配が一切不要で、贈り先さまが好きなものを選べる「商品券・ギフト券」や「カタログギフト」は、“失敗のないギフト”と言えるのかもしれません。
2位には「ビール・発泡酒」が入りましたが、年代別、男女別に調査結果を見てみると、20代、30代の女性からの支持率が極端に低くなっているなど、すべての方に受け入れられているわけではないようですので、贈り先さまの家族構成を考えて選ぶことをおすすめします。
もらって困るお歳暮ワーストランキング
続いて、こちらも気になる「こんなものをもらったら困る!」というワーストランキング。
好みに合わないものは困ってしまう
1位には「嗜好に合わない食べ物」、2位には「趣味に合わない雑貨や小物」がランクイン。やはり、「好みに合わないものをもらったら困る!」というのがお歳暮を受け取る側のホンネであることがわかりました。
賞味期限の短いものも困ってしまう
3位に入ったのは「賞味期限の短い食べ物」。「夫婦2人では食べきれないほどの生鮮食品をいただいてしまって…」、「旅行前にもらったお菓子。旅行から戻ったら賞味期限が切れていて…」といったことがあるようです。
とは言っても、贈り先さまの趣味嗜好や家族構成、旅行の予定などをすべて把握するのは難しいもの。考えに考えた末に選んだ、感謝の気持ちを伝えて、絆を深めるはずの品が、結果的には喜ばれないということも…。
本当に喜んでいただくには?
本当に喜んでいただけるお歳暮を贈るためには、品物選びに頭を悩ませるよりも、前述の「もらってうれしいお歳暮ベスト10」でも上位になっている、贈り先さまに好みのものを選んでいただける「商品券・ギフト券」や「カタログギフト」を選ぶのが賢い選択なのかもしれません。
ただ、もらってうれしいお歳暮No.1になった「商品券・ギフト券」は、「贈り先さまに金額がわかってしまうから失礼かも…」と、贈る側では敬遠する方も多いようです。最近では、品物だけでなく、商品券やギフト券も選ぶことができるカタログギフトもありますのでギフト選びの参考にしてみてはいかがでしょうか。
気になるギフトの価格についても調査! 誰からいくらのものをもらった?
約半数の方が「親しい親せき・親類」からお歳暮をもらっていることがわかりました。お歳暮は、一年の感謝をかたちで表すものですので、やはり「普段あまりお付き合いのない親せき・親類」からもらうことは少ないようです。
「実子・実子夫婦」からもらっている方は約16%にとどまりましたが、その金額を見てみると、「10,000円以上のものをもらった」と答えた方が約14%と、その他の方々からもらった場合よりもダントツに多いことから、ご両親へのお歳暮は、他の方々よりも高価な品を選んで贈っているということがわかりました。
もらったお歳暮の金額全体を見てみると、どなたからもらった場合でも「3,000円~5,000円くらい」と答えている方が最も多いことから、この「3,000円~5,000円くらい」がお歳暮の相場だと言えそうです。
お歳暮を贈っていない人からお歳暮をもらった。そんなときどうする?
自分がお歳暮を贈っていない相手からお歳暮をいただいた場合の対処方法についてお聞きしました。
大きく分けると、お歳暮や寒中お見舞い、お中元など、返礼品を贈るという方が約70%、お礼の気持ちを伝えるという方が約30%という結果になりました。
しかし、お歳暮は、結婚祝いや出産祝いのようなお祝いの品ではなく、お世話になった方へ感謝の気持ちとして贈るものですので、必ずしも返礼の品を贈る必要はないようです。
また、自分が贈ってない方からお歳暮をもらった場合に、返礼品を贈ると答えた方の結果を見てみると、「今年お歳暮を贈る」という答えが最多でした。前述のように、本来、お歳暮は返礼品をお贈りする必要のないものですが、お返しを贈りたい場合には、いただいたお歳暮と同額程度の品を贈るとよいでしょう。
なお、お歳暮の時期は地方によって異なりますが、遅くても12月20日頃までにお届けするのが習わしになっています。しかし、お歳暮をいただくタイミングによっては、返礼としてお贈りするお歳暮の準備がこれに間に合わないことも。そんなときには、のしを「御年賀」や「寒中御見舞」に変えてお届けするのが一般的なようです。
2番目に多かった答えは「電話や口頭で謝意を伝える」でしたが、特別親しい間柄であれば別ですが、きちんとお礼状を出すことをおすすめします。
今回は、お歳暮の人気商品ランキングやワーストランキング、予算などについてご紹介しました。ぜひ、お歳暮をもらっている方々の生の声を参考に、ありがとうの気持ちが伝わるお歳暮をお贈りください。
調査実施:ギフト総合研究所